両親を老人ホームに入居させるべく、いろいろ調べていたころ…

介護のプロによる、ある動画と出会いました。

よく覚えていませんが、自宅介護か施設入居かを迷う娘や息子に向けた、アドバイスの動画だったと思います。

その中で、さらっと言われていたのが…

「親を施設に入れて、自分だけ楽になるなんて親に申し訳ないと思っている皆さん、安心してください。施設に入れてもたいへんです」

細かい言い回しは違いますが、そんなようなことを言っていました。


動画を見た当時はあまり気にしていなかったのですが、両親を老人ホームに入れてから、これを思い出し、「たしかにね~!」と共感したのでした。


両親がホームに入ったことで、私は、肉体的精神的様々な辛さから解放されました。
 
でも、ホームに入ると、自宅介護とは違うタイプのたいへんさが満載ガーン


親の状態は刻々と変化し、突破的な出来事も日常茶飯事です。

その時々に応じて、必要なものやコトが違うので、

衣料品や介護用品、消耗品の買い物、

持病の通院の付き添い、

思わぬ怪我、

一日に何度もかかってくる親からの電話、

ホームとのコミュニケーション…などなどに対応しなければならず、気が休まる日は、ナシ🍐


特に、ホームとのコミュニケーションは、私にとって「??」なことが多く、戸惑うばかりでした。

半年以上過ぎたころ、ホームがしてくれること、してくれないことがわかってくると、そのたいへんさは減っていきましたけど…


というわけで、


両親がホームに入ってからも、想像していたより楽ではありませんでした。

動画の「安心して下さい」の意味が、今なら実感としてわかります。