「ハイキュー!!」の映画を見に行きたい夫が息子を誘っている。

「だってこれは、中年男性が一人で見に行くには恥ずかしいでしょー。小・中・高校生向けでしょー」と。

 

息子はスニーカー選びの際に「この色が入ってると女の子っぽくない?女の子って、使える色がたくさんあるからいいよなー」と。

 

そこで「好きを大事にしていないのか…」とがっかりするのは、「私だって好きを大事にしようとしているのに、私だってできるんだから、あなたたちもやれるよね?」という気持ちがあるからだ…

 

そこを嫌でも感じるようになったら

やりたくてもやれないでいる人に対して、自分のことを棚に上げて

「好きを大事にしなきゃだめだよ」とか「だからいつまでたっても、やりたいことできないんだよ」とか責めずにいられる

 

相手の中に、目を背けたかった自分を見て

その自分をなくしたくて相手を攻撃してしまうことが減る

 

相手への応援、励ましの形をとって、自分の不安やがっかりをなくそうとすることがやめられる気がする

 

「本当はこうしたい」が実現できなくても

こうしたい自分、こうしたかった自分を

ちゃんと掴もうとしていることを愛おしく思える

 

気になる人、気になる言動は、私のために遣わされたものなんだということが少しずつ分かってきたような気がする