IT投資の効果測定は“積年の課題”
このURLは、良く書かれていて、実務経験がある方が容易な文章で上手く纏めらていると思います。
IT投資効果測定で悩んでおられる方は是非、一読していただければと思います。
私も投資効果測定を何度か経験しましたが、この記事にもあった通り
・全てを定量化することに無理がある
・作業効率で得た余った時間を、人件費の削減額に含めると目標が達成できない
ことを経験しました。それ以来、無理に数字化(特に金額換算)することを避けました。
投資効果を測る基本は、紹介させて頂いたURLにもある通り
・現状とあるべき姿のGAPを掴む
・そのGAPを投資によってどれだけ埋められるか考える
・埋められた効果を出来るだけ定量化(金額換算とは違う)する
・定量化できない定性評価は、項目を明確化し、なるべく定量的に評価することを検討する。
に尽きると考えています。
また、
・投資効果を定量化した場合、それをコミットする事が大変難しい
ということも経験しました。
経験上
・投資効果はこの程度は出せるはず
と考えていても、外部要因、内部要因の様々な変化によって前提が変わってしまう点が大きいのです。よって、
・できうる限り前提条件を明確化
しておくことが必要ですし、達成できないリスクがあることも納得して頂く必要があります。
勿論、社内事情も詳しく、導入側の業務知識や該当システムの経験が豊富であれば、投資効果を達成できる可能性が高くなることは言うまでもありません。