大切な人と過ごした時間が走馬灯のように蘇る。

約20年歩んできた人生の中でまだ何も恩返しもしていない。幼少期から沢山遊び、沢山怒られ、沢山愛された、そして人間的に学ぶ部分が多く、両親よりも尊敬する。そんな人が空に羽ばたいた。

今どんな景色を見ていますか?

最後の日、夜中電話があり心臓の波打つ音が激しく感じた。駆けつけた時には今まで見た事ないくらい苦しそうで辛そうだった。

声を掛けた、でも目はずっと上を向いていて瀬戸際にいるんだと思った。

最後に会ったのが1ヶ月前で試験があり、会いに行く事ができなかった。亡くなる前日二次試験の後会いに行き一次合格報告とお喋りをしに行こうと思ったが、親に明日全員で会いに行こうと言われ行かなかったのを未だに後悔している。

空に羽ばたいてから昨日で3週間経つが、どこにいてもまだどこかにいるのではないかと思う。わかってはいるがそう思っていないと辛い。

けど、下ばっか向いても意味はない。どんなに悔やんでも意味はない。わかっているが今の自分ではまだ傷は癒えないだろう。

歩むしかない。ゴールの無い道をひたすら歩み自分の足で切り開き、乗り越えていくしか無い。

最後に大切な人と会える時に会って想いを伝えることは大切である。

20年間ありがとうございました。