　今回は、先日採取したムラサキツバメのその後を記して行きます...

　２０２３年：１０月４日（以降同年）

　マテバシイの新葉にて、体長約２０ｍｍのムラサキツバメ（終齢幼虫）を発見した。その幼虫に群がるアリの種は、体長約３ｍｍのテラニシシリアゲアリではないか？と想えた。（＊：間違っているようでしたらご指摘下さいませ）

　１０月６日

　前蛹状態に向け幼虫の体色が変化した。

　１０月１０日

　蛹化（＊：発見時とは異なる場所で飼育したため、個体に群がるアリの種が体長約２ｍｍのルリアリに変化した）

　１０月１３日（蛹化後３日経過）

　

　１０月２３日（蛹化後１３日経過）

　１０月２５日（蛹化後１５日経過）

　蛹の翅部分の色彩から...
（...明日こそ、ムラサキツバメのメスが羽化するぞ...）と想われた...

　１０月２６日（蛹化後１６日経過）

...羽化の瞬間は見逃してしまったが、午前１０時には既に羽化していた...

...羽化後の抜け殻にさえまだアリが群れていたところから...
「...蛹の発する（匂い）がアリ誘発に大きく影響しているのではなかろうか？と想えた。」

...ふっくらとした腹部の様子と部分的な翅の色彩から、羽化した個体はメスだと判別できる。

...個体の羽化に気付いた後１時間近く見守っていたが、結局翅を拡げてくれること無く飛翔し逃げたので...

...仕方なく捕え翅を確認したら、やはりメスであった...

...今回飼育した個体の開帳写真が撮れなかったので、前回紹介した昨年撮影のムラサキツバメ：メスの写真をここに載せる。

（いい歳をして虫の飼育観察なんてね...）とのつぶやきが聞こえてくるような...

...ですが...

「虫好きには、明日の虫の様子が気になって仕方ないものです。そしてその虫の明日の様子が、沈んだ気持ちを立ち直らせてくれるのです。」

（明日には...）
（明日こそ...）
の想いが、私を前向きにさせてくれるのです...