「親孝行したいときに親はなし」
ここ数年頭から離れない諺でしたが
本当に本当に悔やまれてなりません。
本人もそうなるとは思わないまま
逝ってしまったのかもしれません。
7月6日
母が亡くなりました。
まだ70歳で
これから色々としてあげたいと
思っていたのに。
小さい頃は
いろんなところに連れて行ってくれて
可愛いお洋服を着せてくれて
それでいて
躾にはとても厳しくて
手を上げられた事が
何度もあります。
母のお仕事のお陰で
随分と贅沢もさせてもらい
子供の頃から
本当に良い物を食べさせてくれました。
大人になるにつれて
それも徐々に減っていき
だんだんと迷惑をかけられる事も
増えてきて
よく喧嘩もしたけれど
今思えば憎めない
かわいい人でした。
最後の10年は入院や手術も多くて
会う度に年老いて行く姿を
気づかないふりをしている
わたしがいたと思います。
「まだ大丈夫」
「まだ元気でいてくれる」
「もう少ししたら色々と
やってあげられる時間が出来る」
そういう甘さが
全部ダメでした。
それでも
今回の母の件で
今まで疎遠になっていた親戚と
また繋がる事が出来て
それは母がそうさせてくれたと
思えたし。
迷惑をたくさんかけた
良くない娘でごめんなさい。
ママの子供に産まれて幸せです。
たくさん、たくさんありがとう。

