フォトサークルひとり -107ページ目

白い樺の幹

10/25-2
撮影日:2008.10.25
機材:HASSELBLAD 500C
   Tele-Tessar 500mmf8
フィルム:RVP50
備考:PL使用

雨上がりの山。
葉や幹がしっとりとした感じを出す。
雲が薄れ、少し明るくなってきた。
こんな時、PLフィルターを利かせ絞り込む。
すると、とてもベタッと塗ったようなイイ色が出る。
木は同じ種類でもやはり表情がある。
この白樺は他の白樺と比べても、とても白い部分と暗い部分がはっきりしている。
しっとりした日がとても似合う1本だ。

逃避の世界

11/3-2
撮影日:2008.11.3
機材:GR Digital 2

フロントガラスいっぱいに、新しい世界を取り込む。
時計も気にせず。
ボーっと。
ふと、現実に戻る。
時計は確実に先に進んでいる。

携帯の返信を待つ。
この時間が1番嫌い。
まだ来ない。
せっかちで1番嫌いな自分が現れる。
まだ来ない。
思い通りに進むわけが無い。
まだ来ない。
もういい!なんて吹っ切ってみる。
まだ来ない。

携帯は嫌いだ。

理想と現実

11/3
撮影日:2008.11.3
機材:Canon EOS 10D
   EF35-350 F3.5-5.6 L USM
C-PLフィルター使用、三脚使用、マニュアル露光、JPEG撮影

理想が高いと言われる。
現実が付いて来ていないだけだ。

標高の高い山では冬を知らせる強い北風が木々を揺らし、葉を落とすことを急かしていた。
枝ばかりとなった木々の隙間から紅葉を望む事ができた。
天気は曇り、時折太陽が微かに顔を出す。
カメラの露出変化に気をつけながら撮影した。

巷で人々が言うように、今年は紅葉が長かった。
もちろん葉を散らすような台風が来なかったのも原因の1つ。
ただ、実際は木によって紅葉するタイミングにかなりの差があり長く見えたと言ってもいいと思う。
同じ所で数年写真を撮っているが、昨年の方が一気に紅葉し綺麗だったのは事実。
しかし、こうした年しか撮れない写真もある。
だからついつい通ってしまう。

タイトルとは全然無関係の無いような写真であるが、何となくそういったことを考えながら撮影したのでこのタイトルを付けた。