当たり前のことかもしれないのですが、僕はアトピー治療に一生懸命になっていたときには見失っていたので伝えます。 玄米にしても青汁にしても運動療法にしても脱ステにしても何にしても カラダにイイというのはほぼ間違いないのですが、 「それで楽になったか」という視点がかなり大切です。 「カラダにイイか」ではなく。 脱ステがわかりやすいでしょうか。 しんどかったときの僕はなんとか現状を肯定しようと色々理屈を考えていました。 「ステロイドは身体に悪いんだから」 「いまやっている治療は丈夫なお肌に向かっているはず」 「体に良いことしてるんだから治らないわけない」 「本来の力を取り戻す為に今は我慢、今は我慢。」 「自分で治せないと意味がない。苦しいけど、これも経験、頑張る。」 こういう言葉は嘘ではないかもしれないけど、限りなく左脳で喋っている言葉で、”考えて”喋っている言葉で、 右脳で”感じる”こと、身体で感じることがおろそかになります。 カラダにイイことこそやっているけど、 結果(=肌がキレイになる)が伴わず いろいろ考えて、ああでもないこうでもないと動いて結局疲れる → それが体に負担、みたいな 「それもったいない!」という行動パターンに陥りがちです。 「カラダにイイこと」ではなく「お肌が綺麗になること」と言い換えましょう。 要はそこだと思います。 雑念は手放しちゃいましょう。 「元気になること」 「楽しくなること」という言い方もおすすめです。 「カラダニイイ」って結構危うい言葉で、際限なく突き進んでしまいます。 お肌のフィードバックとか、いまの自分の精神状態、気持ちとか見失ってしまったりします。 「お肌が綺麗になる」 「元気になる」 「楽しくなる」は見失いにくいですからね。 以下、昔書いた記事を少し引用します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 僕はいま「お肌を見て」生活し、食事をし、ストレッチをしています。 カップ焼きそばも食べるし、チョコレートも食べるし、夜更かしすることもあるし、身体が冷えていることだってあります。 でも「お肌を見て」いるので、安心して食べるし、夜更かしするし、身体を冷やします。 油断が過ぎると、「お肌を見て」「やっちまった・・・」と反省し、 「お肌を見て」また調子に乗って何かを食べ過ぎたり、 正直まあそんな感じです。 でも「カラダニイイか、ワルイか」で生活し、食事をし、ストレッチをしていた頃はひとときも安心できませんでした。 食事も夜更かしも冷えも、おそろしかったです。 そして、その日そのときの気分で、反省し、調子に乗り、また反省していました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 久々に当時の感覚を思い出しました。 でもこういう人、少なくないんじゃ無いでしょうか。 この"その日そのときの気分で反省し、調子に乗り、また反省"を僕は「思考の堂々巡り」と言っています。 これは辛くて、暗くなって、良いことないのです。 負のスパイラルというやつです。 いまその中にいる人には早く抜け出して欲しいのです。 「カラダにイイ生活」から 「お肌が綺麗になる生活」「元気になる生活」「楽しくなる生活」へシフトして行ってください。 具体的な方法はこれから分かりやすくまとめていきますし、 過去記事にもそれなりには書いてあります。 ひとまず今日のテーマは「カラダにイイ」という言葉をしばらく封印して 「お肌が綺麗」「元気になる」「楽しくなる」に切り替えること。 そのフィルターで考え直して、治療法を取捨選択してみてください。
◆思考の堂々巡りから抜け出す
・アトピーになって良かったこと

アトピーになって悪いことばかりではなかったですよね。
アトピー治療を通じて気づけたこと・良かったことだってありますよね。
そこはしっかり肯定してあげましょう。

僕なりにですが、いくつか挙げてみます。


・優しくなれる。
どうにかしたくてもどうにもならない感覚・辛さを知っている人は他人に寛容になれると思います。その優しさは時として人を救うと思います。

・美肌のありがたみが分かる(ちょっと女心も分かる)
化粧水トークとか夜更かししたらやっぱ肌のツヤが、、、とか話せますよね

・アトピーを通じて出会える人がいる。

・食事の大切さを勉強できる
食事である程度、健康をコントロールできるという視点を手に入れられます。
あと僕は
生姜、にんにく、唐辛子、きのこ、納豆、乳酸菌、にんじんジュース、漢方薬etc、、、のおいしさを知りました。
これは多分アトピーがなかったら、気づかなかったと思います。

・多分これから大きな病気をしない。
ツライ症状に悩まされもしたけど、同時に自分の身体とよく向き合ってきたし健康意識は高いから。

もっと色々あると思います。
挙げられるだけ挙げてみて
それらはぜひ肯定してあげましょう。

それで「色々教えてくれて本当にありがとう。でももう症状は要らないです!バイバイ!」

ってできたら最高です。

別れは名残惜しいし、モメるし、スッキリとはいかないですからね。
上手に別れましょう。

「成長させてくれてありがとう。」と。



「悪いこと見つけ」
「不幸の比べっこ」
をしても果てがないですからね。

良いことを見る覚悟、
幸せを選ぶ覚悟を持って

思考の呪縛から解放されてください。


僕はアトピーになって良かったと思っています。

でも、だからといってアトピーであり続ける必要はなくて、
たくさん教えてもらったから、さようならを告げたのです。



ぜひ自分なりの上手な別れ話を見つけてください。
◆思考の堂々巡りから抜け出す

・アトピー治療はフローチャート式ではない


おすすめの考え方です。

アトピーはフローチャート式ではないんじゃないかと僕は思います。
例えば、、、、、

・食事は和食ですか?(イエス・ノー)
・運動していますか?(イエス・ノー)
・疲れやすいですか?(イエス・ノー)
・ステロイドを使っていますか?(イエス・ノー)
(以下、続く・・・・(イメージ))

あなたの回答結果は、、、、、

あなたはBタイプ!アトピー80%治るでしょう。もうちょっと頑張ろう。


・・・・みたいな。

そう考えるとできてないことが浮き彫りになって辛くなるときもありますから
加点方式で考えましょう。

つまり、

・やりたいことがある(10点)
・日常にリズムがある(10点)
・人とよく会う(8点)
・和食中心(7点)
・納豆をよく食べる(4点)
・外出をよくする(5点)
・ストレッチをする習慣がある(10点)
・頻繁に運動をする(6点)
(こんなイメージで続く、、、)

結果、100点を超えたらアトピー治ります

みたいなそういう感じです。
(この配点は僕が適当に作ったのですが、誰かこのへんをちゃんと科学的に作ってくれないだろうか、、、)


これをやってないから駄目、
これをやっているから治る、

そういうもんでもないと思います。
トータルバランスといいますか、
総合得点がある値を超えたときにアトピーは治ります。
そう考えてはいかがでしょう。

あまり自分ができていないことは気になさらず(だってそのせいでアトピー治らないわけじゃないから)
できていること、できそうなことに目を向けて、治す方法を考えてみてください。

あなたなりの100点をとったら治りますから(綺麗事でなくて

分かりやすく100点と言っていますが、"ボーダーライン"という意味で
100点がMAXという意味じゃないです。
100ポイントと言った方が掴みやすいかもしれないですね。

「健康ポイントカードを100ポイント貯める。」→貯まったらアトピー治る

そんな感覚で、治療に臨めると良いと思います。