さっきまで発声練習をしていたのですが、
浜田省吾さんの「夢のつづき」を歌っていて、
3番で泣けてきて歌えなくなるという・・・(どないやねん
普段、発声練習のときはまず自分の声の出し方とか喉・体の具合とか、
そっちに集中するから歌詞とかあまり意識しないんですけどね。
意識してしまいました。
世界一優しい歌なのです。
心に響く曲なので何よりぜひ聴いて欲しいですが、
僕なりにグッとくるポイントを書いてみたいと思います。
↓↓↓僕なりのこの歌詞のみどころ↓↓↓
1番は息子が成長して家を出て行くさまを
2番は娘が成長して(おそらく)結婚して行くさまを
描いていて、そこの表現も「眩しい」とか「空高く翼広げる君」とか
心に刺さる言葉が使われているのですが、
3番が凄い内容なんです。
息子と娘が出て行った後のふたりを描いています。
「妻(きみ)と俺 コーヒー片手に時間が止まったよう
いつか遠く 憧れてた場所
どこか遠く 日の溢れる場所へ出かけよう ふたりでそっと
あの頃の夢を辿って」
いま書いていても泣けてくる(笑?(泣?んですが
最初の1行は「息子・娘がいなくなって時間が止まったように日々が遅くなった(動かなくなった)」というのと
「コーヒーを片手に持っている一瞬のうちに 息子も娘も大きくなって旅立ってしまった」=(それくらい時の流れは早い)
との二つの意味に僕は感じています。
そこからが凄い。
「残された2人で楽しみを見つけて行こう」という歌詞なのです。
「昔憧れた場所」とか「行きたかったけど遠くて行けなかった日の溢れる場所」へ出かけようと。
”あの頃の夢を辿って・・・”
できる夫婦がたくさんいるわけではないかもしれません、現実は。
でも、できたらすごく幸せだと思います。
息子や娘が旅立っていくことはすごく寂しいけど、
その先に”夢のつづき”があるとしたら、すごく希望を持てると思います。
こんなこと言ってくれる人いないです。
しかもすごく優しく。あたたかく。
「こういう見方があるんじゃない?」(=祈り)
というのを優しく教えてくれる歌。
初めて聴いたときは泣き崩れました(いまだに泣くけど笑
あと、間奏。
オーボエのメロディなのですが
すべての音楽の中で僕がいちばん好きな間奏です。
1番・2番までの物語から3番の物語につながっていく、まさに”行間”を
音楽で表現していて「息子・娘と暮らした日々」とか「息子・娘が旅立ってからの暮らし」とか
ダイジェストで流れるような
そんな音楽になっていると思います。
※ 歌モノの間奏って僕はすごく好きです。歌詞の切れ目にどんな物語があるか、音楽になっているからです。
良かったら是非聴いてみてください。