こどものおもちゃ | 「繊細さんの応援歌を歌う。」繊細ソングライター磯中ゆうき

「繊細さんの応援歌を歌う。」繊細ソングライター磯中ゆうき

「これでいい。」って思えるのは正しいことに出会ったときじゃなく、
楽しいこと・元気になれることに出会ったとき。
聴くと自己肯定できるような音楽を届けたい。

小学生の頃、こどものおもちゃというアニメにハマっていて、

途中で「少女漫画 りぼん」で連載されていると知り、男子として観るのがちょっと恥ずかしくなる(けど観る)
みたいなかわいい思い出があるんですが、
 
 
実はいまだに家に単行本を持っているくらいファンです。
 
 
小学生の頃、アニメを見て面白いと感じた部分と
高校生の頃、漫画を読んで面白いと感じた部分と
最近、改めて読み直して面白いと感じた部分が
ぜんぶ違うという、噛んでも噛んでもおいしい名作です。
 
 
小学生のときは風花というキャラクターが可愛くて好きだったのですが、
いま読み直すと、
恋のライバルとバトっているところも
友人としてのビミョーな立場も
浅い少女漫画と違って、リアルで深いです。
「これが理想だけど現実的にはこんなところか」というのが絶妙に描かれている気がします。
 
最近、読んで好きなのは直澄くんというキャラクターで、
彼の「僕のことが好きな紗南ちゃんなんてキライだ」って意味分かんないセリフがあるんですけど、
めちゃくちゃ泣けます。これもリアル。
直澄くんのまっすぐで器の大きい人柄とこのセリフが合わさると、大きな感動ポイントになります。
 
 
 
最近ちょこちょこ言ってますが、哲学的な何かを感じる作品って好きで、
こどちゃ(こどものおもちゃ)もやっぱり例に漏れないなって思いました。
 
 
恋する気持ちと
コドモとオトナのカンケー性と
ココロのすごく弱い部分
 
こんな風であれたらいいなあという現実的な理想が
描かれた作品だと思います。
 
 
 
追記
 
真理を描きながら、ツカミを外さない設定もすごい。
年上のマネージャーを恋人(ヒモ)扱いしてるとことか、
いきなりキスされるとことか。
 
かくいう僕もたぷんこういうところをCMで見て、
見始めたわけで、
リアルに描きつつ、派手で華やかなストーリーを外さないというのが
この作品のすごいところだ。