Music Spirits

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神戸のギタリスト上田智之(あげたともゆき)のブログ。
音楽活動の話はもちろん、ギターや機材のメンテナンスなどの日々していることをのんびりと紹介します。

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今回【その3】として、ブリッジのリペアを行っていきたいと思います!

この部分が一番サビが起こりやすく、かつパーツの損傷も多々起こる部分…
弦高調整をするためのネジがサビで固まったり、メッキが剥がれてしまっていたり…
今回のギターもまさにそんな状況でした^^;

ではでは、実際に作業内容を紹介していきましょう。


※作業をするにあたって、自己責任でお願いいたします。



まずはリペアをする前の状態の画像です。


リペア前


ブリッジの駒がかなりサビで傷みが激しいです…
弦高調整のためのネジの部分もサビで固まってしまっています。
こうなると、取ること自体もなかなか一苦労…

よく見ていただくとわかると思うのですが、とくに6弦側の損傷が激しいのがわかります。
ブリッジミュートをしたりで手が触れやすい部分はサビやすいのがよくわかりますよね。
弾き終わった後に拭いてあげたり、しばらく弾かないときはポリッシュ等で綺麗にしてあげることが大事!
5-56でネジ部分だけでもメンテしてあげるといいかもですね^^


まず最初に行うのが全てのパーツをバラすことから始まります!



各パーツ


ネジ類は5-56を吹きつけながら、やさしく回していきます。
するとちょっとずつではありますが、回ってくれるようになるので、根気よく続けていくことがポイント。
焦ってしまうと、ネジ穴がダメになり、新たにパーツを購入しなくてはならなくなります…

【その2】でも紹介したように、パーツをアクセサリーケースに各弦ごとに入れておきます。
ブリッジなんかはとくに、弦の溝が出来ていたりするので、元の弦の場所に戻すことが大事になります。



次に行うのは、とにかくパーツひとつひとつを磨いていくこと!
とにかく丁寧に、そして根気よくがポイントですw

といっても、相当な道のりになるので、ちょっと裏技を…


5-56


ブリッジ磨きで特に重宝するのが、5-56。
サビも取りつつ綺麗に仕上がります!



着け置き


そんな5-56をアクセサリーケースにシュ~っとして、パーツを漬け込みます。
この時とにかく周りに飛び散りやすいのでご注意を!!

パーツのサビ取りにラストリムーバーというサビ取り液を使うこともあります。
しかしサビ取り剤を使用すると、痛んだメッキも剥がれてしまうため、慎重に進めたい場合はこの方法を使っています。
写真は漬け込み30分ってところ。

液の色を見ればわかるとおり、サビが浮き出て、5-56もしっかりと馴染んでくれます^^


ここまでくればあとはとにかくタオルで磨くだけ!
細かい部分は綿棒でゴシゴシしてあげるといいです。

写真はないのですが、子供用の綿棒を使うと、細いので便利ですよ♪
もちろん100均で売っています。



ブリッジを支えるスプリングも5-56で磨きます。


スプリング


右のスプリングが磨き上がり。
表面のサビも取れ、輝きが少しよみがえります♪



根気よく磨いたあとは組み上げをして完成です!


リペア後


リペア後


リペア後


最初の画像と比べて、段違いによみがえりました!
そして各部分のネジもスムーズに回ってくれます♪


ブリッジのメンテに関してはとにかく根気で磨いていくことだと思っています。
5-56でサビもとりつつ、それぞれの金属パーツの滑りをよくしていきます。

もちろん仕上がったあとに各パーツをピカールで磨くこともいいかもしれません^^




これが正しいメンテ方法かはわからないですが、弾き心地や見た目は段違いでよみがえります!
とにかく根気が大事になってくる作業だとも思います^^;

ちなみに、今回のブリッジメンテにかかった所要時間は、大体5時間ほど。
一晩中磨きに磨いていました。

パーツを漬け込んでいる間に他のパーツをバラしたりして、時間短縮をすればいいかもしれません。
1日1パーツとかでしていくのもいいかもですね。


最後に、メンテを通じて改めてわかること。


『こうなる前の日頃のメンテがやっぱり大事!』


ということですw
今回【その2】として、ヘッドのリペアを行っていきたいと思います。

個人的にはヘッドが一番磨きがいのある場所だと思っています。
ペグをひとつひとつ磨き上げ、ヘッドが仕上がった時点で満足感が得られます(笑)

それでは、実際に作業内容を紹介していきます!


※作業をするにあたって、自己責任でお願いいたします。


まずは前回も紹介した画像から。


ヘッド表
<ヘッド表面>

ヘッド裏
<ヘッド裏面>

ヘッドの表面も裏面も、長年のホコリが堆積していました。
そして喫煙者だったため、ヤニの汚れも…
もちろんサビも所々ありました。
それぞれをひとつずつ行っていきましょう!



まずはヘッドからペグを取っていきます。
裏面のネジをプラスドライバーで、表面の六角をレンチで取っていき、ヘッドからペグを取ります。


ペグ外し後のヘッド(Before)


ペグを取り外したヘッド。
ホコリの汚れがよく目立ちます…




ペグ(Before)

外した後のペグ。
100均で売っているアクセサリーケースに1~6と数字を書いて、それぞれのパーツごとに入れていきます。
そうすると元の場所に戻せるのと、どこまで仕上げたのかもわかりやすくなります。



ピカール


ピカールを使って磨いていきます。
メッキの輝きも綺麗に復活しつつ、ヤニ汚れも簡単に落ちてくれます♪
ワッシャーやネジの山なんかも根気よく磨くと、仕上がったときの出来栄えが全然変わります!



ペグ


向かって左が磨きあがり、右は磨く前です。
このままだとわかりにくいので、フラッシュ撮影をしてみました。


ペグ


格段に違うのがわかります!
ペグはもちろんですが、六角部分が特に綺麗に見えるのがよくわかると思います♪



バリ


ペグをひとつひとつ見ていくと、メッキの下でサビが起こり、メッキが浮いてる部分がありました。
先が尖っているので、怪我の原因にもなります…
メッキは無くなりますが、サビ部分を削って綺麗にします。



ルーター


使う工具はミニルーター(アートルーター)を使用します。
ホームセンターで5000円程度で売っているものを使用しています。
100均で探せば1000円未満でも手に入るので、削る工具として持っておくことをオススメします♪

今回はダイヤモンドビット(ペグ横)と、フェルトバフ(ルーター取付)の二種類を使用します。
ダイヤモンドビットで浮いたメッキとサビを削ります。
その後、フェルトバフで表面を滑らかにし、ツヤも出します。




ヘッド(After)


ペグを外した後のヘッドも磨きます。
通常はオレンジオイル(ポリッシュ)のみで磨くのですが、今回は研磨も兼ねてピカールで磨きました。
研磨剤の入ったものでラッカーを磨くのをNGとする方も多いですが、細かい傷も消えるので場合によっては使う方が綺麗に仕上がることもあります。



さて、ペグもヘッドも磨き終わったところで、組み上げてみます。


ヘッド仕上がり表面


どうでしょうか、この輝き!!
ラッカーに景色が写りこんでます(笑)


ヘッド仕上がり裏面


裏面も写りこむ輝き!
ペグのメッキも綺麗に輝いています♪

おそらくポリッシュのみではここまでの輝きは得られなかったと思います。




どうでしたでしょうか?
今回はヘッドのリペア工程を紹介していきました。

細かい部分で疑問などがありましたらコメントいただきましたらお答えします。
是非皆さんのギターライフの充実になればと思います。



次回【その3】ではブリッジを綺麗に仕上げていきます!
細かいパーツが多い上、手が触れる部分なのでサビが特にひどい部分です…
私なりのリペアニングをご紹介していきます!

お楽しみに^^



ぎた少し前に知人からエレキギターのリペアを頼まれた。
そこで、いつも行っているリペアを数回に渡ってご紹介します。

古いギターを手に入れた人や、久々に引っ張り出してきた、だいぶ汚れてしまったなどなど、
すこしでも参考にしていただけたら本望です^^

今回は【その1】として、まずはリペア前の状態を見ていきます。


※作業をするにあたって、自己責任でお願いいたします。


まずはギターの全貌とともに紹介を。


正面
<正面>


背面
<背面>


今回はSquierのストラトキャスターをリペアします。
クリームホワイトのボディにブラックのヘッドが特徴的なギター。
作業を進めるとわかるのですが、ボディーは元の色から日焼けをしています。


それではクローズアップして各パーツを見ていきます!




ボディ背面

ボディ背面には丸いシールが張られていました。
これも綺麗に取ってほしいとのことなので、剥がしていきます。



ネックジョイント部分

ネックジョイントのプレート部分。
止めている4本のネジは表面が完全にサビてます…
深刻なのは、プレート自体にもサビがあり、メッキが剥がれ浮いてしまっています。
触ると鋭利なので、下手すると怪我の恐れに…



ヘッド表

ヘッドの正面です。
ひとつひとつのペグは完全にくすんでいます。
そしてペグワインダー(かもめみたいな形のやつ)もサビが…



ヘッド裏

ヘッドの裏側も同様、メッキの輝きはくすんでしまっています。
写真ではわかりづらいですが、ペグにもサビがあり、メッキが剥がれ浮いています。
ネックジョイントと同様、これも怪我の原因になるかもですね…



指板

指板を見てみると、指版の木材にツヤはなく、乾ききっている状態に…
ハイポジションではカビがあった部分もありましたToT
フレットも白く濁っていますね…



反り具合

ネックの反りはあまりありませんでした♪
弦を張った状態でほんの気持ち順反り気味か?程度。
ここの状態がひどいと、ショップにお任せをしています。



ストラップピン

ストラップホルダーも見事にサビてますねぇ。
よくこうなってるギターもありますよねw



ピックアップ

ピックアップの部分はネジ類にサビが少々。
そしてよくあるのが、ハムバッキングでカバーがない場合はホコリが積もってます。
ここまでいくと、分解→掃除のコースです。



コントロール部分

コントロール部分は生きてるかというと、まったく回らない状態…
ここまでのケースは初めてでしたw
もちろんノブを外すと真っ黒でした^^;



ブリッジ

さて、ブリッジです!
なるね、こうなってるギター、あるよね!!
ミュートしたりすると直接手が触れるので、どうしても皮脂汚れや汗でサビやすいんです。
しかも細かいパーツだらけなので、なおさら…
ネジは回らない、メッキは剥がれてる、バネはホコリの住処、六角は刺さらず、そして回らず…
…なかなかの曲者です^^;




各パーツを見てきました。
いかがだったでしょうか?

「家のギターも同じような状態!」

なんて人も少なくないのかもしれないですね^^;


こんな状態でも綺麗になっていきます♪
もちろん新品な状態にはもどりません…
でも誰が見てもこんなに綺麗になるの!?となるくらいまでは綺麗に。

ポイントはとにかく丁寧に根気よく!!

さすれば感動が生まれます♪


こういった綺麗にするリペアのときに多様するケミカル類を最後にご紹介!

ケミカル

左が「ピカール」
真ん中が「KURE 5-56」
右が「ハワード オレンジオイル」

一般的にも使えるケミカルばかりだと思います。
オレンジオイルは楽器してる人特有かもしれないですが^^;

おそらく「そんな使い方しちゃ駄目じゃない?!」ってこともしてるかもですが、
9割がこのお三方によって完結しています。

ということで、どんな使われかたをするのかお楽しみに♪



次回【その2】はヘッドを綺麗にしていきます。
ヘッド部分が綺麗になるだけで満足感が半端ナイです!w

お楽しみに^^
さて、今回は機材を改造するお話です。

父親から譲り受けた古いエフェクター「Maxon / PT999」というエフェクターを長年所有していました。

Maxon / PT999

このエフェクターは9V電池のみ使用可能なものなので、エフェクターボードに設置してしまうと面倒なことに…
そこで、DCジャックを増設し、アダプター駆動にして電池交換をしなくていいようにします。
しかも簡単で、後々9Vも使用出来ること前提!
古いエフェクターでたまに電池駆動のみのものがあると思いますので、同じ問題でお困りの方は参考にしていただけたらと思います。

※作業をするにあたって、自己責任でお願いいたします。
※最後に作業をしてみてわかった注意点を書いてますので、一度読んでから作業をしてみてください。


----------<電池アダプター作成>----------

まずは電気パーツ屋さんで“DCジャックのメス”と“9V電池のアダプター”を購入してきます。
2つ合わせても200円程度なので、とてもリーズナブルです♪

Maxon / PT999

購入してきたこの2つのパーツをまずは長さを決め、ハンダ付けします。

Maxon / PT999

次にエフェクター自体にDCジャックを取り付ける“穴”を開ける作業にうつります。


----------<ジャック穴開け作業>----------

まずはエフェクターの裏蓋をはずした状態がこちら。

Maxon / PT999

この状態の左側のジャック下にDCジャックを増設します。
穴を開ける作業にあたって、どうしても邪魔になるのが、オンオフをするスイッチのパーツ。
このパーツだけを外して、邪魔にならないところにマスキングテープで固定してしまいます。

Maxon / PT999

次に、ドリルを使って穴を開けるのですが、どうしても鉄粉が飛び散ってしまいます。
その鉄粉がジャックの内部や基盤の中に入ると大変なので、紙などで塞いでしまいます。

Maxon / PT999

見た目はものすごく悪いのですが、このような感じです。
A4の普通紙をT字にはさみで切り、溝の部分に細い部分を収まるようにします。
そして上の部分を外も一緒にくるんだのち、隙間が出来ないようにガムテープとマスキングテープでしっかりと固定。
このとき、丁寧に隙間が開かないようにしておかないと、作業の途中で開いてしまうことがあるかもしれないので、注意してください。

しっかりと隙間をテーピングした後は、穴を開ける場所をマーキングします。

Maxon / PT999

このマーキングのポイントとしては、この裏のジャックやスイッチの邪魔にならない位置を考えておくということ。
穴を開けてしまったあとに気付いてしまっては取り返しがつきません…
事前にきちんとあてがってみたり定規を使ったりして決めてください。

そしてついに穴を開けます!!

Maxon / PT999

ついにDCジャックが付けられる穴が開いてしまいました!
ここまでくればあとちょっとです!!

----------<DCジャックの組み立て>----------

さて、ついに作業は終盤です!

穴が開いたあとは、掃除機や古い歯ブラシを使って、鉄粉などのゴミを除去します。
残っていては大変なことになりますので…

その後、隙間を埋めていたテープをはがし、紙を取って、最初に作ったDCジャックを取り付けます。

Maxon / PT999

この写真を見てわかる通り、DCジャックのツメを根元付近で折り曲げています。
右側のすぐの場所にスイッチがくるので、そのままにしていると当たって入らないためです。

そしてスイッチを元の場所に戻して、最後に電池のアダプター同士を接続すれば完成!!

Maxon / PT999

Maxon / PT999

キレイにDCジャックが配置され、収まりました♪

難しい基盤の接続とかもなく、簡単な作業だけで増設するDCジャックの方法、いかがでしたでしょうか?
市販のものと同じ感覚で現在使用していますが、問題もなくきちんと動いてくれています。
エフェクトのかかり具合も電池が少なくなった時のようなこともなく、快適です!


----------<作業後わかった注意点>----------

実はこの写真に写っているDCジャックは実際には交換をしました。
この写真のものは三極式で、アダプターを挿して通電すると、まれに横のジャックとショートしていました。
なのでこの方法で改造をする場合は二極のDCジャックをお買い求めください。

使用している限りは問題がありませんが、音へのこだわりが強い人などは穴を開ける前に接続し、一度確認をしてみてください。
エフェクトのかかり具合であったり、音量の変化があるかもしれません。

実際には三極のDCジャックを使って改造する方法もあります。
いろんな方法がありますので、よく調べてみてからの改造をオススメします。




最後まで見ていただきありがとうございます!
ごく一部の人だけかもしれないですが、参考にしていただけたらすごく嬉しいです。

ということで、「エフェクター 簡易DCジャック増設」編でした~!!
大変長らくご無沙汰しておりました。
ライブレポが遅れにおくれて申し訳ありませんでした。

ということで、1ヶ月半前のことになってしまいますが…


2月21日に奈良AO-SAで行われた「音deつなぐ大和な雛まつり」の音楽ステージに出演してきました。
かおりんこと南かおりさんの朗読のバックでギターを弾いてきましたよ♪

去年にもこのイベントでかおりんの横で弾かせてもらって、今年も参加させてもらえて本当にうれしかったです!
きれいな雛人形も飾られておりました。
そしてAO-SAのおいしい料理も堪能させていただきました♪

音deつなぐ大和な雛まつり

この日なんと奈良テレビさんの取材も入っておりました。
「きっと端っこのほうでかすかに映れるんじゃないかな?」
と思いきや、後から聞いた話めちゃくちゃアップで映っていたそう?!
えぇ~~~!!!!恥ずかしい!!!w

そんなテレビデビューとなりましたw
まさかまさかの映り方!


演奏はというと、今年もソロギターを披露させていただきました。
まだまだ修行が足りてないソロギターもしっかり聴いてもらえて、ありがとうございました。
そしてかおりんの朗読のBGMもいいものに出来たんではないかな?と自画自賛。
…したいけども、こちらもまだまだ修行が必要ですなw


残念なことに3月をもってAO-SAは閉店してしまいました。
あのおいしいソースかつもそばも、色鮮やかな小鉢たちももぉ食べれないんですな…
3月中にも一度食べに行こうと思っていたけども行けず…
悔やまれる…

けどもAO-SAは思い出もいっぱいいただいき、感謝の気持ちもいっぱいです。
ありがとうございました!


また奈良郡山にもフラッと行くこともあるかと思います。
素敵な街郡山、そしてAO-SAもすごく素敵なところでした♪


遅くなってしまったけども、この日も思い出をいただいた素敵なライブでした。
全ての思いをこめて、ありがとう!!