MUSICLAND KEY楽器 スタッフ田辺が語りたいことをひたすら語るブログ

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MUSICLAND KEY渋谷店のスタッフ、田辺がうんちくとかマメ知識とか個人的に推したい商品とかをいろいろ語ります。

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田辺です。

今日はMartinのエレアコについて。

 

みなさんは新しいエレアコを買うときに、どんな点を重視して選んでいますか?

生音に近いもの?それとも音の抜けが良いもの?

 

例えば、ギター1本で弾き語りをするためにエレアコを買うのであれば、生音の響きに近い音色がアンプやスピーカーから鳴ってくれれば

良いですよね。

コンデンサーマイクやコンタクト・ピエゾを搭載しているエレアコであれば、箱鳴り感や空気感たっぷりの生音に近いニュアンスの音色が得られます。

 

では、バンドアンサンブルで使用する場合はどうでしょう?

 

ドラムやベースなど他の楽器が大音量で鳴っている場合、コンデンサーマイクやコンタクト・ピエゾで拾ったアコギの音は線が細く、他の楽器に埋もれて聴こえづらくなってしまいます。

一般的なエレアコに最も多く使用されているアンダーサドルタイプのピエゾピックアップは、音の粒立ちが良く、芯が太いくっきりとした音色を出力してくれます。

他の楽器の音と混ざっても抜けが良く、結果的にアンサンブルのバランスもとりやすくなるでしょう。

 

では、1本で弾き語りにもバンドにもどちらでも対応できるエレアコと言うものは無いのでしょうか?

 

シチュエーションによって音色を調整できる、そして生音の良い、そんなエレアコがあれば最高ですよね?

 

 

アコースティックギターの老舗・Martinはこれまでも数々のエレアコを製作してきましたが、

2016年に発表された最新のピックアップ・システムを搭載したエレアコはこれまでのMartinエレアコを凌駕する快心の出来です。

 

そのピックアップ・システムを搭載したエレアコがこちら。

 

Martin OMC-28E

 

 

ギター本体はOM-28をもとにしたカッタウェイボディ。

 

ボディサイズは000と同様のオーディトリウムサイズで、スケールはドレッドノートと同じロングスケール645.2mm( 25.4" )を採用しています。

28グレードですのでボディはシトカスプルースとインディアン・ローズウッドの単板ボディ。

 

000-28よりも張りがあり力強く、D-28よりも繊細な非常にバランスの良いサウンドです。

 

 

そして肝心のピックアップシステムですが、このモデルに搭載されているのは

FISHMAN AURA VT ENHANCE

というシステムです。

 

このシステムはMartinとFISHMANの共同開発によるもので、アンダーサドルのピエゾピックアップ、AURAプリアンプ、そしてコンタクトタイプのエンハンス・ピックアップを組み合わせています。

 

 

AURAとは、FISHMANが開発したアコースティック・イメージング・テクノロジーと呼ばれる機能で、

簡単に言ってしまえばピエゾ・ピックアップの「ピエゾ臭さ」を無くし、マイクで録音したようなサウンドに近づける、というもの。

 

これまでもMartinエレアコのいくつかのモデルで採用されており、ピエゾ・ピックアップシステムとしては生音のニュアンスを良く再現した優秀なシステムとなっています。

 

AURAにて生み出される音色は各ギターのキャラクターに最適なものに調整されており、OMサイズ・ローズウッドボディの繊細できらびやかな音色のイメージそのままにアウトプットします。

 

サウンドホールの6弦側に取り付けられたコントローラーでボリュームとトーンのコントロールが可能です。

 

 

そして新たに追加されたエンハンス・ピックアップ。

 

これはボディ内部のブリッジプレートに取り付けられているコンタクト・ピエゾタイプのピックアップです。

 

このエンハンス・ピックアップがボディに伝わる振動を拾い上げ、

ボディをヒットする音や生々しさをプラスします。

 

こちらはサウンドホールの1弦側にコントローラーが取り付けられています。

 

 

これら2つのピックアップを組み合わせたのがAURA VT ENHANCEです。

メインのAURAプリアンプによるきらびやかでクリアなサウンドに、エンハンスピックアップの音色を自由にプラスしていくことが可能で、

アコースティックギターならではのダイナミクスやパーカッシブな音色を強調することができます。

 

ということでちょっと弾いてみました。

 

 

最初にエンハンスピックアップをオフの状態で、そのあとにオンにして同じようなフレーズを弾いてみました。
ボディヒットの音や生々しい箱鳴り感が伝わりますか?

 

例えば、弾き語りをする場合にはエンハンスピックアップを強めに設定し、ボディをヒットする音や生々しいニュアンスを強調したアコギらしさを活かした音作りにしたり、

 

バンドで使用する場合はエンハンスピックアップを抑えめにしてすっきりとした抜けの良い音にしてアンサンブルの調和を図る、といった使い分けが可能になります。

 

生音も良く、ライブでも使用できて、弾き語りでもバンドでも最適な音色で使用できる。

まさに理想的なエレアコではないでしょうか?

 

アコースティックギターの王者・Martin快心のエレアコ。

是非店頭でお試しください。

 

 

 

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