4か月振りのブログとなってしまいました。年の初めは
月一ペースで行けるかな等と思っていたのですが・・・。
ところで話は変わりますが、ミュージシャンの創造性の
ピークは、一般的に若い時にあるのではないかと思います。
ロックだったら20代、ジャズなら20~40代位なもので
しょうか?
過去の名盤もその例に漏れないと思います。
しかし個人的には珍しく、このセオリーから大きく外れる
アルバムを聴くことが出来ました。それがチック・コリア
(1947-2021)のラスト・スタジオ・アルバムの
「Antidote」(2019)です。この時チックはなんと、
72歳ですが、過去の自らの歴史的名盤に負けていない
音楽を創造していると思います。
チック・コリアは、既に歴史的なジャズ・ピアニスト、
キーボード奏者、作曲家で、キース・ジャレット(1945-)
やハービー・八ンコック(1940-)らに並ぶ存在です。
過去の名盤には、「Now He Sings, Now He Sobs」
(1968)、「Return To Forever」(1970)といったもの
がありました。
どうして御年70を超えてから、若い時の自らの名盤に負けて
いない音楽を創造出来たのか? その理由は以下①~③にある
と思います。
①彼の必殺技、得意技である、ラテンジャズ、スペイン風
ジャズの集大成的アルバムになっている。
②ラテンジャズ、スペイン風ジャズをやるのに、打って
つけで豊富な音楽仲間達(大物サルサ歌手ルベーン・
ブレイズ、奥さんのゲイル・モラン他)
③過去の名盤からの自作曲、新曲、他作者曲の選曲バランス
の良さ、アレンジの妙。
本作は、その年のグラミーのベスト・ラテン・アルバム賞を
受賞しているようです。
話が飛びますが、彼の音楽に対する姿勢を、自らの晩年を
どう生きるかの参考にしたいものです。
(自分の得意技、思い込みでも良いんです、好きなことを
大事にする。身近な人を大事にする。過去の経験を大事に
する。日々の研鑽を惜しまない。)