今日、これからお父さんに私の気持ちを話そうと思う。
正直とっても怖い。それにすごく不安。
どんな反応をお父さんはするのかな。
とってもびっくりすると思う。
私がこんな気持ちをずーっと持ってたなんて。
ずーっとというのも少し違うかもしれない。
最近気付いたから。
最近まで、私の中では解決してると思ってたから。
今、私とお父さんはいい関係を保ててるから。
でも違った。
ちゃんと小さい頃の私はすごく傷ついてた。
とっても厳しくて怖いお父さんに。
ずっと「怖いから嫌だ、怒るのやめて」、が言えなかった。
代わりに怖くて怖くて自分の意見を言うのを諦めた。
それから私は完璧じゃないといけないって思うようになった。
いい子が当たり前
迷惑かけちゃいけない
嫌われないように
がっかりさせないように
少しでも期待を裏切ってしまうかもしれないと思うと
その途端に体が動かなくなった。
がっかりされちゃう、もっと頑張らなきゃ
ダメな子って思われちゃう、もっと努力しなきゃ
ずっとずっと頑張ってた。
思い切って新しいことにチャレンジしても
少しでも物事がうまくいかなくなると
「あぁ、やっぱりダメだ…」って
自分の無力さを証明する証拠集めをしてた。
「お父さんの言うとおりにしなかったから」
って…。
そりゃそうだ、完全に他人軸だった。
お父さんを喜ばせたい!
お父さんに自慢の娘って思われたい!
そしたら怒られないから
そしたら喜んでくれるから
そしたら認めてくれるから
そしたらきっと私に微笑みかけてくれるから…
はぁ〜…本当私、お父さんに私を見てもらいたかったんだね
お父さんが大好きだったんだね…
とっても怖くて厳しいお父さんだったけど
いつもたくさんの愛情をくれてたことに
全く疑いはなかった
だからそんなお父さんにどうしても応えたかった
はぁ…小さかった私はなんて健気で可愛いんだろう
たくさん抱きしめて、大丈夫だよって言ってあげた。
私の腕の中で
小さかった私が安心した笑顔を見せてくれた気がする。
そろそろ時間が近づいてきた。
小さかった頃の私がお父さんの呪縛から解かれるときが。
お父さん、言ってくれるかな。
「よく頑張ったね
辛い思いさせてごめんね
大好きだよ」
って。