LEVIN'SONG

僅かな枚数しか世に出なかった為早々と入手困難となり、復刻希望の声が根強く寄せられていたジョルジュ・パッチンスキーの「LEVIN'SONG」です。


聴けば聴き込むほどに味わいがにじみ出てくる、ビル・エバンスタッチ。1曲14分超という長さの中でも、一切ほころびを生じる事がない均衡。1曲1曲を丁寧に、じっくりと聴かせるつくりは、現代の目まぐるしくテンポや雰囲気が変わってゆくような音楽とは一線を画す、職人技が生み出した結晶と言えるでしょう。

ほんの一握りのファンのみしか楽しめずに埋もれてしまうには、余りに惜しい・・・最近ジャズに興味を持ったという方にも是非お聴き頂きたい、静かで深みのある作品です。






BLUES AND BALLADS


素朴な言葉、メロディにこそ、人生の喜び、憂いや悲しみが込められている、そんな事を実感できる素敵な一枚です。思わず体が動いてしまうスウィングも健在。ブルース&バラッドとは言え、聴いているだけでゆったりとした明るい気持ちにさせてくれるのは何故なんだろう?それは、些細な事は笑顔ひとつで受け流してしまうような、力がいい具合に抜けた朗らかさが根底にあるからなんでしょうね。


前作に引き続きクラウス・ヴァイス(drums)、トーマス・スタベノワ(bass)というベテラン二人の職人芸が光る、抜群のトリオワーク。3人が親しげに語りかけてくれるような「笑顔のジャズ」。是非楽しんでください。