iPhoneには、いくつかの「モデル」が存在します。携帯電話回線の事情にあわせるもので、国/地域や携帯電話会社によって販売されるモデルは異なります。モデル名は背面カバーにレーザーで小さく刻印されており、iPhone 6を例にすると、「A1549」と「A1586」の2種類が存在します。
2015年3月現在、日本で販売されているiPhoneのモデルは、iPhone 6が「A1586」、iPhone 6 Plusが「A1524」、iPhone 5sが「A1453」、iPhone 5cが「A1456」です。どの携帯電話会社によりSIMロックされているか、あるいはSIMフリーかという違いはあるものの、端末に刻印されているモデル名はすべて同じです。
他モデルとの違いは、対応する通信方式と周波数帯にあります。同じモデルでも通信方式の違いにより分類されることがあり、モデル名そのものは見分けるときの最終基準とはなりません。
iPhone 6を例にすると、米国では「A1549(GSM)」と「A1549(CDMA)」、「A1586」の3種類が販売されています。A1549(GSM)はAT&TとT-Mobile、A1549(CDMA)はVerizon、A1586はSprintが扱っており、CDMA EV-DO Rev. A/Bに対応するかどうか、4G/TD-LTEに対応するかどうかがそれぞれ異なります。
iPhone 6にかぎっていえば、対応しうるすべての通信方式/周波数帯をサポートするという点で、A1586がもっとも使い回しの効くモデルとなっています。どのモデルがどの通信方式/周波数帯に対応するかを理解する必要はありませんが、もし海外でSIMフリー端末を購入することになったときには、iPhone 6ならばA1586、iPhone 6 PlusならばA1524、などとより多くの通信方式/周波数帯をサポートするモデルを選ぶといいでしょう。http://news.mynavi.jp/articles/2015/03/23/iphone_why/
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