はじめに

 

 Excelの使い方を学びながらTODOリストを作ってみましょう!

 今回は簡単な外枠のみを作成していきますので、気楽に取り組んでみてください。

フォローしてね!

 

 完成形をイメージしたい方は↓のリンクからご覧ください。

 

 

簡単な外枠づくり

 

 今回もこの記事で取り扱っている範囲の動画がありますので、最初にご覧ください。

 

 

 ここまでは基本のキなので、一緒に頑張りましょう!

 

 

入力欄づくり~テーブル設定

 

 まずは動画またはサンプルデータを見ながら入力欄を一通り入力していきましょう。

 

 ご存じの方も多いかとは思いますが、Excelのひとつひとつのマスを「セル」と呼びます。

 セルが縦に並んでいるものを「列」、横に並んでいるものを「行」といいます。

 Excelはこの表にいろいろな値や式を入力することで様々なことができます。

 

 列・行にはそれぞれ名前が割り振られています。表の一番上と一番左を見て見ましょう。上には「A,B,C,…」と続きます。左には「1,2,3,…」と続きます。これらを使って「A列の幅を調整して」とか「そこの3行目なんだけど」と指定することができます。また、それぞれのセルは「A1」のように列と行を組み合わせることで指定で決ます。

 

 

 さて、続いて「テーブル」を作っていきましょう。

 一通り入力ができたら、画像のように範囲選択をして、「テーブルとして書式設定」を選択して、好きなデザインを選択してみましょう。「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを付けると、範囲選択をしている一番上の行が見出しとして利用されます。

 もし、「先頭行を見出しとして使用する」にチェックを付けなければ、見出し行が自動で作られ、見出しは「列1」「列2」のようになります。状況に応じて使い分けましょうね。

 さあ、確認出来たらOKを押して適用してみましょう。

 

 

 テーブルとして書式設定ができると下の画像のようになります。デザインは選んだものによって違います。そして、見出しの部分には▽マークがついていますね!これは「フィルタ―」というもので、列ごとにセルの値でデータの抽出ができるとても便利な機能です!後のブログでも解説いたします。

 

 

 さて、テーブルとして書式設定してみたものの、普通の表と何が違うのでしょうか?

 「テーブル」は上のように一番上に見出しがあって、その下に行がどんどん足されていくという形になっています。

 「番号:1」に対応したデータは横一行に入力されます。同様に一件のデータは一行にして入力していくのがテーブルです。

 また、テーブルを作った段階でテーブル自体に名前がついていてデフォルトでは「テーブル1」という名前になっています。

 様々なExcelの便利な機能を使うときにテーブルはよく利用する機能ですので、慣れておきましょう!

 

 あとこれは蛇足ですが、「セルの結合」や「列/行の非表示」はあまり推奨されません。

 そんなビジネスにおけるExcelの使い方はコチラの本で詳しく解説されています。

 

 

 

 

見栄えを整えよう

 

 Excelを使っているとセルの中に文字が収まらず後半の文字が見えなくなることがあります。

 手動で行や列の幅を動かして調整する方法もありますが、自動で調整したい場合は適用したいセルの範囲を指定して、「ホーム」→「書式」→「列/行の幅の自動調整」を使ってみましょう。ただし、これを使っても上手くいかないことがありますので、その時は手動で調整してみましょう。

 

 

 つづいて、「内容」「備考」欄の列の幅がちぐはぐなので2列の幅を合わせていきます。上の「G」「H」と書かれている部分で列を選択して、GかHのところで列の幅を調整すれば2列が同じ幅になります。分からない方は上の動画をご覧ください。

 

プルダウンを作ってみよう

 

 Excelは1つのデータ(ファイル)を「ブック」と言い、「ブック」の中には「シート」を持つことができます。画面左下にはシートの名前が書いてあり、このタブは名前を変更することができます。まずはタブを追加して名前を変更してみましょう。

 

 

 続いて「状態リスト」シートを開いて、画像のように入力してみます。

 

 

 「TODOリスト」シートに戻り、「状態」と書かれた見出しの上にカーソルを持っていくとカーソルの形が「↓」になります。そこでクリックするとテーブルの見出し以外の列が選択できます。

 

 

 

 そして「データ」タブの「データの入力規則」から「データの入力規則」を選択し、「入力値の種類」を「リスト」に変更し、「元の値」欄右の「↑」カーソルをクリックしてプルダウンの選択しにしたいセルを範囲選択してOKします。

 

 

 

 

 すると、プルダウンで選択できるようになっていることが分かります。

 

 

 さらにここに選択肢を追加する場合は、元のリストに行を挿入して追加することで対応できます。

 

  

 

 同様に「緊急度」のリストも作ってみましょう!

 

今日の日付を自動で入力する

 

 さて、次は今日の日付を入力します。もちろん手入力でも問題ありませんが、毎回自分で入力するのは大変ですし、間違いがあるかもしれませんよね。

 

 ちなみに今日の日付を入力するショートカットもあって「ctrl」+「;」で今日の日付を一発で入力できます!覚えておくと便利ですね!

 

 さて、今回は関数を使う方法をご紹介します。関数は言い換えれば「処理」ですね。よく使われるものだと「sum関数」がありますが、これは「セルの値を足して合計を出す処理」と言い換えることができます。このようにExcelには便利な関数もとい「処理」がたくさんあります。しっかり使いこなせれば仕事の効率も爆上がりですね!

 関数は「関数名(引数)」の形で入力します。関数名は先ほどの例で言えば「sum」が該当しますね!そして後ろのカッコの中は引数(ひきすう)と呼ばれるもので、処理の時に使う値のことです。sum関数の引数は足したい値なので2+3をしたいときは2と3が引数になりますね!関数の形としては「sum(2,3)」となり、実際にセルで処理をしたいときはイコールが必要なのでセルには「=sum(2,3)」と入力します。

 

 さて、今日の日付を入力してくれる関数は「today()」関数です!使い方は簡単!!入力したいセルに「=today()」と入れてみましょう。今日の日付が自動で入力されるはずです。もちろん違う日にこのExcelを開けばその日の日付に自動更新されます。

 「=tod」と途中まで入れていると下に提案が出てくるのでOKなら「Tab」キーを押すことで自動入力してくれますよ。

 

  

 

 次はセルの「表示形式」を操作してみましょう。

 Excelではセルごとに入力された値が「文章」なのか「数値」なのか「時刻」なのかといくつかの型に分類しています。1つのセルに入力されている型は1つと決まっています。

 ここではおそらく「日付」となっていると思います。セルの中の値は「2023/8/6」のように「西暦年/月/日」となっていますね。これを「月/日(曜日)」とする設定をしてみましょう。

 

 「ホーム」タブの「数値」の右に矢印マークがあるのでそれをクリックしましょう。すると次のような画面が出てきます。

 

 

 

 分類は「ユーザー定義」を選択し、種類は自由に入力することができます。

 ここでは「yyyy」と入力すると「2023」、「mm」だと「06」月のように表示したい値の形を変えることができます。

 

 「m/d」と入力すれば「12/5」のような表示になります。

 さらに「aaa」と入力すれば「火」、「aaaa」と入力すれば「火曜日」のように曜日まで入力できるんです!

 今回は「m/d(aaa)」としておきましょう。

 

  

 

 同様に「レビュー」「期限」欄も「m/d(aaa)」の設定をしておきましょう!

 

 

行番号を自動で入力する

 

 最後に行番号を入力していきましょう。

 これも自分で入力していいのですが、毎回自分で入力するのはまあまあ大変…。

 というわけで自動で入力できる関数を使います!

 

 ここでは「ROW()」関数です。ROWは「行」のことなので、今が何行目かを教えてくれます。試しに「=ROW()」と入力して実行してみると4行目なので4を表示してくれていますね!

 

  

 

 しかし、テーブルから見ればこれは1行目なのでちょっと調整をしていきます。

 「=ROW()-3」と引き算をすることで1行目として表示してくれます!

 

  

 

おわりに

 

 今回は実際に作ってみる回の一回目でした。

 かなりボリュームがありましたがいかがでしたか?

 

 Excelを極めたいという方はMicrosoft Office Specialist(MOS)試験を受験してみるのをオススメします!

 仕事で役に立つことはもちろん、就活や転職活動でも一定以上のPCスキルを持っている証明になります!

 

 

KENスクール[PC教室]

 

 

 次回はさらにExcelの便利機能をご紹介しますのでお楽しみに!!