皆さん、こんにちは♪いかがお過ごしでしょうか?

お久しぶりです!リンです!しばらくお休みしておりすみません。またちょっとずつ更新できればと思います✨ずいぶん寒くなってきましたがご自愛くださいませ。




今回は雪組公演『蒼穹の昴』生観劇感想です!

以下ネタバレ注意です⚠️




『蒼穹の昴』は壮大な歴史ミュージカルで感動の連続でした!!大いなる歴史の渦の中、懸命に生き運命すら変えてみせようとする登場人物達の熱量に圧倒されました✨どの人にもドラマがあり誰もが切なくて、一言では語りきれない群像劇のようにも感じられました!

また、大変豪華な舞台装置が印象的でした!紫禁城の場面はその時代のお城に迷い込んだよう😃日清戦争や暗殺未遂事件など激しいシーンも多いため、爆弾爆薬等の音はドキドキしました!映像技術も美しく、リアルの装置と映像の境目がわからなくなるような見事な舞台セットでした!「舞台」という窓を通して清時代の歴史と人間ドラマを覗き込んでいるような感覚になります!

また特に、個人的には楽曲がどれも心地よく、物語の昂りをより強める良いエッセンスとなっていたように感じました!雪組生の皆様も更に歌唱力と歌による演技力を高められていて、聞き応えたっぷりです!はやくiTunesで楽曲ダウンロードしたい😂


浅田次郎先生の小説シリーズが原作とのことですが、リンは余裕がなく原作は未読です💦見終わった後、ぜひ原作も読んでみたいなとすっかり『蒼穹の昴』の世界観に引き込まれました✨

ブログ等の前評判で話が一回だけだと理解しづらい点もあると伺っていたので、清朝の歴史や小説版等の感想ブログ、カフェブレイク、宝塚グラフ等でよく予習してから観劇しました!一回きりの観劇のためよくよく準備したのです笑そのためもあったのか筋書き等でよくわからない部分はなくスムーズに見ることができ、素直に感動することができました!


今回は「チケトレ」とのご縁が良かったのか一階の前方というとても見やすい席での観劇が叶いました✨感謝!そのため組子の方々のお顔や演技がよく見えて見応えたっぷりでした!かなり重厚なつくりで、「宝塚」というより『レ・ミゼラブル』等の帝劇の伝統的なミュージカル作品とどことなく演出やライトの暗さの感じが似てるように感じられました。見終わった後は「すごいものを見た!」という謎の感慨も😂


またフィナーレもとても美しい✨大羽根ではないフィナーレは珍しいですが、ひらひら揺れるマントとそれを美しくたなびかせる姿を拝見できて眼福✨あくまで中華の雰囲気を最初から最後まで感じさせます!群舞の黒扇子で踊る姿はドキドキが止まりませんし、デュエットダンスのラブラブ感も最高です💕良い演劇を観て、更にそれを振り返るようなフィナーレまで観られるなんて宝塚歌劇て素晴らしい✨




以下キャスト別感想です✨



まず彩風咲奈さんがかっこいい!正統派イケメン咲さん最高!!苦悩する姿も、優しく玲玲を抱きしめる慈愛に満ちた姿もどれをとってもキュンが止まりません💕長い脚と中華服はよく合いますし、フィナーレのマントをひるがえす姿も美しい!また常に玲玲と春児を想い、世の皆のために仲間と共に時代を変えようとする姿は切なくも力強い!咲さんの爽やかなかっこよさと大人な優しさという素敵な魅力を感じられるお役でした✨歌は迫力と繊細さのどちらも感じられ、聞き応えたっぷりでした✨その時の文秀の感情がしっかりと歌声に乗り、歌を聞くだけで文秀の苦悩や優しさ、真っ直ぐさが伝わり、大変心を動かされるものとなっておりました!文秀さんの美しい眼差しや時代を生き抜く姿に終始キュンと感動が止まらないリンでした😂


朝月希和さん演じる玲玲は可憐!幼い姿から成長するまでの姿が描かれており、どの玲玲も柔らかく可愛らしい💕朝月さんの本来持つあたたかな魅力と、心の機微を感じさせるお芝居のどちらも存分に味わえる素敵なお役でした✨言葉は多くないものの、玲玲の周囲を思いやりながら直向きに生きる姿には心打たれます。様々な人と出会い時に翻弄されながらも、思いやりと優しさを忘れず自分の人生を生きる玲玲は春児や文秀とはまた違う静かな魅力のある人物です🌿


朝美絢さんの春児の透き通るような美しさ!曇りなき瞳と純朴な心はどこまでも透き通るように美しい✨どんな時代を生きていても春児は春児であり、いつまでも文秀と玲玲を思う姿に目頭が熱くなりました!春児の清らかな精神は朝美さんの確かな演技力によって表現され、説得力を持って心に響いて来ました。また、春児の感情が乗り伸びやかに響く歌声も素晴らしかったです✨文秀と春児のデュエットは2人の歌声の力強さと物語の展開でとても胸熱な場面でした!


和希そらさんの歌声の素晴らしさ!一声発するだけで全ての気持ちを持ってかれるような求心力があります!順桂は真面目で正義感が強く、それゆえ破滅へと突き進んでしまう儚いお役。派手ではないながらも、順桂の心情の変化がよく伝わる演技でした。順桂の盲目なほどの生真面目さが切なかったです。自らの使命のため突き進もうとする歌の力強さと、苦悩し道を違える姿を表すダンスの表現力には脱帽です!!フィナーレ冒頭の歌も素晴らしく、高らかに響き渡るロングトーンが美しかったです✨群舞の扇子姿はかっこよすぎて色気にやられました😂


またそのほかのキャストの方も素晴らしく、重厚な世界観を見事に表現されていました。一樹千尋さんは、政治家としての厳しさと国を思う母のような愛が見事に同居し、大変魅力的な西太后像を演じておられました!凪七瑠海さんは、その人がいればと思わせるような説得力ある李鴻章で、登場すると舞台が引き締まるような強さがありました✨眞ノ宮るいさん演じる黒牡丹のかっこよさも輝いております!春児の京劇の師匠で、残りわずかな命を振り絞り春児と共に踊るシーンは心動かされます🥺


激動の清朝を見事に描ききった歴史大作は見応えたっぷりでした!また自らの境遇にさえもあらがい、愛する人々のため時代を動かそうとした文秀や春児たちの力強さと切なさが大変印象的でした。生き続ければその先にきっと何かを得ることができると信じたくなるラストです🥺文秀、玲玲、春児たちの幸せを願わずにはいられません✨


それでは。