なかなか毎日書くっていうのは難しいものですね(^_^;)

今日はalaのベストアルバム「the best start here」について。
alaはずっと気になっていたのですがなかなか買う機会がなく、後回しにしていたのですが、今回活動休止ということでベストが発売されたので買ってみました。
正直今まで聴いていなかったことを後悔しました。せめて休止前に知りたかった…





ala(アーラ)は女性一人、男性六人からなる若手ロックバンドで、ツインボーカルとブラスが特徴のバンドでした。今年1月にメジャーデビューを果たしたのですが、二人のボーカルが喉の不調などを理由に脱退表明をし、活動休止となってしまいました。

活動休止のため発売されたこのベストアルバム。今まで発売された3枚のミニアルバムと、1枚のアルバム、そしてUNCHAINというバンドとのスプリットシングルからいくつかの曲と、新曲と新録を含んだアルバムで、今までの活動を総括したアルバムとなってます。

私はこのアルバムで初めてalaの曲を聴いたのですが、曲の良さにおもわずにやけてしまいました。
若手ならではの若々しさもありながら、奥行きのあるグルーブサウンド、ブラスやシンセを用いたことによる音の厚さ、ツインボーカルであることによる表現力の高さなど、本当に1曲1曲のクオリティが高い。めまぐるしい展開をみせる1曲ずつの構成も飽きがこなくて良いです。
ブラスのあるバンドというのは、どうしてもそのほかには無い特徴に頼ってしまいがちですが、このバンドはそんなことも無く、全ての楽器が主役のよう。特に音の溝を埋めるかのような手数の多いドラムと、安定したリズムでカッティングを刻むギター(そのくせギターソロはかっこよく決めるところがにくい)には好感が持てます。
そのほかの楽器も演奏力が高く、さすがはギリシャ語で「楽器」を意味するバンド名なだけはあります。その分活動休止は本当におしい。一度生で聴いてみたかったです。

alaは現在インディーズレーベルを立ち上げ、個々の活動を行う共に、alaの新しいボーカルを募集しているとのこと。解散ではありません。いつかまたステージに立つ彼らを心待ちにしたいと思います。

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今日はライブの感想を。
代官山UNITにて行われたつしまみれさんのワンマンライブに行って来ました。


演奏はすばらしかった。激しく動きながらも安定したプレイをみせるリズム隊には毎回圧巻させられる。ボーカルのまりも負けてない。かわいらしい声からデス声までコロコロと表情を変えながら、ステージから客席まで動きまわっていました。
そんないつもどおりの女性らしからぬ破壊力とかわいらしさの共存するパフォーマンスもさることながら、今回は観に来てくれた方を楽しませようという思いに溢れたライブだったように思いました。
入場者全員にプレゼントされた缶バッジや、1曲目から「新しい世界の夜明けはとりあえずROCKとBEERで」という意表をつくようなセットリスト、後ろで流れるPVにあわせての「エアコンのリモコン」、新曲の披露、ドリフの音楽とともにPVと同じセットを用意(お客にも狐のお面を配る)して桜吹雪舞う中での「さくらんボーイ 」から、アンコールで涙をみせつつも披露されたレアな楽曲「献血ソング」も、ライブ終了後のサイン会まで、全てが冒頭のMCで語った「みんなが来てラッキーと思うようなライブにしたい」という言葉に集約されていたと思います。

全21曲と思えないほどあっという間に終わってしまった。1曲目から最後まで、つしまみれの世界に引き込まれっぱなしでした。
迷うこと無く言うことできます。観にいって本当にラッキーでした!

最後にセットリストを。

1  新しい世界の夜明けはとりあえずROCKとBEERで
2  良いテンポです。
3  アメリカのハンバーガー
4  エアコンのリモコン
5  ランジェリーショップ
6  チャンダン男子
7  スムージー飲むヒツジ
8  ソナタ・ド・アラーム
9  ミから出たサビ
10 マンホール
11 いそぎんちゃくひともんちゃく(新曲)
12 ママのうた
13 さくらんボーイ
14 海老原眞治
15 おじいちゃんのおズボン
16 パンクさん
17 バカ元カレー
18 脳みそショートケーキ

アンコール
献血ソング

アンコール2
キューティービューティーキューピー
おちゃっすか

今日はつしまみれの3rdアルバム「つしまみれとロックとビアで」について。

つしまみれは1999年に結成された女性3人組のロックバンド。
女性とは思えない骨太のサウンドと本能むき出しの歌詞が特徴で、海外でも勢力的なライブ活動をしています。
壮絶なライブパフォーマンスにも定評があり、昨年のカウントダウンジャパンでもその女性らしからぬパフォーマンスと音楽性が話題となりました。




カウントダウンジャパンでの成功によってより幅広く認知された中、5月21日に発売されたこの「つしまみれとロックとビアで」は、自主制作盤に収録された曲を含む7曲。昔からのファンには少し物足りないかもしれないが、彼女たちの勢いを感じる内容になっています。

1曲目の「ミから出たサビ」はつしまみれ流グランジといえる作品。ゴリゴリとしたサウンドと、コロコロと表情を変えるボーカルに、一気に引きこまれます。そこからは畳み掛けるようにドラムの裏打ちが心地よい「さくらんボーイ」、死んだおじいちゃんについて作った歌、にしてはかなり失礼であろう歌詞をまくし立てるように歌う「おじいちゃんのおズボン」が続けば、思わず体が動き出してしまう。
「スムージー飲むヒツジ」は今までとは違ったやさしい雰囲気。歌詞も絵本のようなかわいい世界観。こんな歌詞もかけるのか、と驚きました。個人的には一押し。
つしまみれの持ち味のひとつである和のテイストが顕著にでた「チャダン男子」、アメリカでのライブでやるために作ったであろう「アメリカのハンバーガー」と続き、最後の曲「新しい世界の夜明けはとりあえずROCKとBEERで」は最後にふさわしいスケールの大きな曲。静かな雰囲気から徐々にキラキラとした世界に包まれそしてはじける様は、つしまみれという新しい音楽を感じさせるには十分でした。

そんなアルバムツアーのファイナル、ワンマンライブが明日(もう今日か)に行われます。
行ってきますので明日はその感想を書けたらかこうかと思っています。
では。
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