ライブ・エール

 

 2020年に「音楽でみんなに元気を、勇気を与える」ために発足したNHK、夏の大型音楽番組「ライブ・エール」。昨年は8月12日に放送されたが、今年は5月4日(土)19:30から放送される(生放送)。

 今回はNHK今回の番組放送の良さや内容、さらには疑問などを語っていきたい。

 

↓↓「ライブ・エール」HP↓↓

 

 
 

何故、この時期に?

 上でも書いたように、今年の「ライブ・エール2024」は毎年よりも早く放送される。公式サイトを見るとNHKが2022年より行っているプロジェクト「君の声が聴きたい」との連動であること、能登半島地震の被災地へエールを届けることが書いてある。

 しかし、それだけが理由ではないだろう。何故なら7月26日よりパリオリンピック・パラリンピックが開催される。それに伴い、NHKはじめテレビ各局がオリパラムード一色に染まる。そのため、編成ができないことが予想される。

 このようなことから5月に放送されるのだろう。

 

「君の声が聴きたい」

 NHKのプロジェクト「君の声が聴きたい」とは、ユニセフの調査において、日本の子ども・若者の「精神的幸福度」が先進38か国中37位であることなどがキッカケになり始まった子どもや若者の幸せについて考えるプロジェクトだ。

 このプロジェクトの特異性はニュース・情報番組・エンタメ番組・教育番組・ラジオ番組などNHKが放送している番組と共同で行っていることだ。

 

↓↓「君の声が聴きたい」HP↓↓

 

 毎年、音楽番組部門では特番で「Live君の声が聴きたい」を放送していたが、それをより全世代化した音楽番組として放送するべく「ライブ・エール2024」での企画として「君の声が聴きたい」を組み込むこととなったのだろう。

 

「ライブ・エール2024」への期待

 「若者の声に答える」という側面では民放が放送している音楽番組や「Venue101」が役割を果たしているが、「子供や若者の幸せについて考える」となると、また違った視点が必要となる。所謂「若者寄り」では行えない。

 だからこそ、コロナ禍や災害で被災された方へエールを届けてきた「ライブ・エール」に新たな役割を与えたのだろう。

 

 「NHKの音楽番組ファン」の筆者からすると特番への期待感は大きい。その中で最も希望することは「生放送・生演奏・生歌唱」の通称「3生」だ。全てにおいて本気な音楽番組を制作することで、番組内容以上に伝わることがある。日常のうっ憤を少しでも忘れられると感じている。

 是非とも生演奏での放送を熱望してしまう(当然の如く、投書済み)。

 

 司会・出演歌手・曲目予想(4月25日更新)

 最後に、出演者情報だ。今回は紅白同様第1弾だ(4月9日発表)。即ち、追加発表がある(随時更新中)。追加で発表されるであろう歌手と、現在発表されている歌手が歌唱するであろう曲目の予想も行う。

 

【出演者】(暫定)

 

-司会-

・内村光良

・桑子真帆 アナウンサー

 

-歌手-(50音順、楽曲は予想)

・石川さゆり「能登半島」

・泉谷しげる「春夏秋冬」(4月24日出演・曲目発表)

・今井美樹「PIECE OF MY WISH」(4月25日出演・曲目発表)

・Awich「かくれんぼ」

・大泉洋「ふわり」「希空~まれぞら~」

・Omoinotake「幾億光年」

・Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」

・郷ひろみ「言えないよ」

・鈴木雅之「DADDY!DADDY!DO!」

・TUBE「サヨナラのかわりに」

・ハマいく「ビートDEトーヒ」(4月20日出演発表)

・BE:FIRST「Gifted.-Orchestra ver.」

・一青窈「ハナミズキ」

・福山雅治「HUMAN」「I am a HERO」(4月10日出演発表)

・松平健「マツケンサンバⅡ」

・ME:I「Click」

・森山直太朗「生きてることが辛いなら」「雨上がりのエール(番組テーマ)」

 

【追加出演者予想】

 昨年は、宇多田ヒカルや浜崎あゆみなどの追加出演の発表が大きな話題となった。

 今回はと考えると真っ先に浮かんだのはハマいくだ。昨年も出演し、紅白にも出場したユニットであり「Venue101」のMCでもある2人。今年は「君の声が聴きたい」のプロジェクトメンバーともなっている。

 「君の声が聴きたい」関連で他に考えるとすると初年のオープニングを飾ったYOASOBIは大いにあり得る。昨年は「18祭(NHK)」で1000人の若者と歌唱した「HEART BEAT」はこのプロジェクトにぴったりだ。

 

 大御所で言えば、昨年に引き続き宇多田ヒカルや毎年出演しているさだまさしらが挙げられる。また、毎年出演している細川たかしと弟子・田中あいみ、彩青との共演も期待してしまう。

 

 今年の注目歌手で言えば、Number_iやtuki.、新浜レオンらも挙げられる。今後の発表に期待だ。

 

【特別企画

●福山雅治

 若い世代の声に耳を傾け、音楽でエールを送る特別企画として、福山雅治さんがスペシャルトーク・パフォーマンスを行うことが決定した。

 一昨年より「ライブ・エール」に出演中。内容を鑑みると、自身のレギュラーラジオのコーナーに引っ張られているような企画だが、内容的には「君の声が聴きたい」に相応しており、若者参加型というのも昨年のあいみょん(プロジェクト内)の企画とも繋がるだろう。

 余談になるが、昨年の一件以降初の10代が多く集まる番組収録ということもあって、注意事項などの項目がしっかりとしている部分には問題を受けての改善力が垣間見えている。

●「君声ラジオ」とのコラボ

 「ライブ・エール」の裏で生放送で放送するNHK-FM「君声ラジオ」この2番組のコラボが発表となった。「ライブ・エール」司会・内村光良が「君声ラジオ」、「君声ラジオ」司会・ハマいくが「ライブ・エール」にも出演する。また、Omoinotakeがテレビとラジオ同時パフォーマンスを行う。

 あまり行わないテレビとラジオ同時放送という企画を実行しようとすることは、来年にNHKがラジオ放送を開始してから100年となる要素も含まれているのだろう。また、Omoinotakeのパフォーマンスは今年3月にNHKが世界放送した「tiny desk concerts JAPAN」とも繋がる要素があるだろう。

●泉谷しげる

 「特別企画」とは表記されていないが、補足しよう。

 泉谷しげると言えば、被災地での支援と歌唱は言わずもがなである。「第64回NHK紅白歌合戦(2013年)」では「新年から新たなスタートを切る人を応援したい」という思いから「春夏秋冬2014」というタイトルで歌唱したシーンは記憶に新しい。

 どのような歌唱となるのか期待が高まる。

●今井美樹

 こちらも「特別企画」とは表記されていないが、補足しよう。

 今井美樹は「ライブ・エール」初回に出演。収録ではあったが、オーケストラとのコラボで今回も歌唱する「PIECE OF MY WISH」を歌唱した。また、企画として行われた「みんなで やさしさに包まれたなら」にも参加し日本中へエールを送った。

 今年は、能登半島地震を始め、今なお大変な時代を生きる人々に向けてエールを送る。前回同様、収録なのか、それとも生歌唱なのか期待が高まる。

 

 この番組に関する意見や、要望はこのブログ記事のコメントに書くのではなく、NHKのお問い合わせに書いてほしい。毎度のことになっているが、意見が多いほど改善がみられるだろう。

↓↓NHK問い合わせ↓↓

 
 

予想調査を行っています

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