10月1日より元職場から急に異動することが決まった。4年半という間に慣れ親しんだ環境や職場仲間と離れるのは本当に寂しかったけど、新しい環境で新しい人たちとそれまでとは違う仕事をする、新しく勉強できると前向きな気持ちでスタートを切った。初日からやはり緊張はしていたものの、異動先で働く方々の優しさに「ここなら頑張れそうかも」と思っていた。日に日に現場の忙しさを皆様で感じられる毎日で、人手が足りていないこともすぐにわかった。流れを掴むにつれてできることも増えてくる日々。私自身も早くこの環境に慣れたいとどこか焦る気持ちもあった。業務に追われる毎日の忙しさ。

そんなある日、来月に控える調査に向けて職場全体がバタバタしはじめ、口調や態度にも現れるようになっていた。私が不快に思うくらい。ちょっとした指導でもまるで捨て台詞のような言い方にこちらとしても素直には慣れずつい口答えをしてしまう。その他にも、二人でしか行えない業務を頼む際の呼び方「ちょっといい?」何気ない一言にも棘を感じ、私には人使いの荒い人と思えてしまった。また、別の人も「え、こんなかしかできてないんですか?」と攻撃的に感じる。間違っていることを言ってはいないけど、物事には言い方というものがあるしそれによって受け止め方も変わる。いくら来月のことが控えているからと言っても、異動してきたばかりの私にこのような態度を取られてはたまらない。

そして1番のストレスとなったことが、優しい男性の先輩からのセクハラ行為。業務に集中している最中の出来事で、私にはなにが起こったのかわからずただただ気持ち悪さと嫌な感覚があり頭が真っ白になった。優しいところについつい漬け込まれそうにはなるけど、あまりにもひどい。完全に心が傷ついた。その日はなんとか終わり、次の出勤の日、あまりのハードな仕事に加え、上述した出来事が重なり仕事中にも明日ここは来られるように気がしないと感じていた。定時には終われず残業することが当たり前な職場で、帰宅後に今までにないほどの疲れを感じていた。食事は摂れたものの、そのことのやる気もなく、元の職場の信頼できる先輩や彼氏に話を聞いてもらいその日は就寝。翌朝時間になり起き上がり着替えはしたものの、その後スマホの時計をただ眺めていた。座り込み動けなくなった。仕事へ行くという頭もどこかへ行ってしまい、やむなく仕事を休むことにした。職場へ電話した後突然涙が溢れ止まらなくなった。

心療内科へ受診した。カウンセリングを受け、「どうしましょうか」と尋ねられる。私の中にはもう答えは決まっていた。診断書を書いてもらって1ヶ月とりあえず休みますと。そのままの通りになった。そこで告げられた診断が「心身症」。とりあえず1ヶ月の休み期間が欲しいという一択しかなく、休むことへの罪悪感や職場への申し訳なさというものは全くない。私にはもうどうでもいい、仕事のことは一旦何もかも忘れたいという思いしかなかった。

その後、職場のトップへ連絡した。しかしながらここまで辛い思いをしていることを訴えているのにも関わらず「触られるのが嫌だったの?」「あんなに優しいって言ってたよね、乱楽先は交換したの?」「そんな意地悪な人うちにはいないでしょ?」なんていうことを言われた。全く話にならずかえって辛くなった。診断書を届けに行くこともその人に会うこともできないと思って、本部であるまた職場へ話に行くことが翌日決まり、トップのお二人と話すことができた。しかしそこでも「もう一回考え直したら?」「セクハラ行為はもう二度としないって約束したみたいだよ」この時点で信じられない。前科ありの人を口約束だけで抑えて、私のこの気持ちを全然考えてもらえない。拒絶反応まで出ているとも訴えたが、もう一度考え直してなんて呆れる。こんなどうしようもないトップばかりが揃いに揃って、この仕事自体が嫌なわけでもなくやりがいもり、またいた職場に戻りたいという考えしかなかったけど、元上司にも「まぁ僕が出る幕じゃないからあとは◯◯さんが決めるしかないよ」と冷たく分かりきったことを言われさらにムカついた。今後のことはまだわからないし考えられないけど、じっくり考えて自分が納得できる結果になればいい。

今は治療に専念する。