毎年、この時期になるとオトシブミという小さな虫の観察会が開かれます。

この間、この観察会の下見に同行させてもらうことができました。

この日はあいにくの雨で、辺りには霧が・・・。
空気は澄んでいて、幻想的な雰囲気でした。

ぐんま昆虫の森 スタッフブログ-赤城山

駐車場から橋を渡って、歩いて5分くらいの所に最初の観察ポイントがあります。
大きな木の下に立ち止まり、足元を探す職員さん。

!!!


ぐんま昆虫の森 スタッフブログ-ゆりかご

オトシブミの落としたゆりかごを発見です!!!

上を見ると・・・。


ぐんま昆虫の森 スタッフブログ-リュイス

いたいた、いました。

この小さいのがオトシブミです。

リュイスアシナガオトシブミ。ケヤキなどの葉っぱを巻きます。

ぐんま昆虫の森 スタッフブログ-リュイスゆりかご

ゆりかごは下に落とす場合と、落とさない場合があるそうです。

最後に折り返してあるから開かないみたいです。

ぐんま昆虫の森 スタッフブログ-ゆりかごの中

中には黄色く光った小さな卵が一つだけ入っていました。

ぐんま昆虫の森 スタッフブログ-たまご

ゆりかごを作るのはメスだけ。
葉っぱの品定めをして、巻き終わるまで、一時間ほどかけて作るそうです。
母親の愛情を感じますね。

ぐんま昆虫の森 スタッフブログ-ゆりかご人気

たくさんのゆりかごを見た時は胸が熱くなりました。

母達は我が子の無事を思い、願いを込めてゆりかごを作ったのでしょう。


ぐんま昆虫の森 スタッフブログ-オトシブミ

自分の子は格別可愛くみえる。
虫も人間も本質はあまり変わらないのかもしれない。

息子が産まれてきてくれた日の感動を思い出してしまいました。

生きるって大変な事だけど、強く、精一杯生きてほしい。
そう願わずにはいられない親心です。