集中扉開閉装置 | 虫食い林檎と車のある風景

集中扉開閉装置

さてさて、
「電子画像式 水先案内箱」・・・カーナビゲーションが付いて、
ご機嫌に毎日買い物に走り回る奥様とその愛車「パオ」。
愛娘も一緒に乗っかって今日はアッチへ、明日はコッチへといった具合。

奥さんの車、日産「Pao」という車はスタイルもレトロながら、装備もレトロ。
今頃の軽自動車にさえも当たり前な「集中ドアロック」や「キーレスエントリー」も無い。
日産「パオ」の子孫「マーチ」なんぞは、ライトは勝手に点灯するわ、
車に近づけばドアの鍵が開くわ、鍵を差し込まずにエンジンかかるわ、至れり尽くせり。
・・・ちょっと悔しい・・・15年の車の技術革新って凄いモノなんだ・・・ネ。
で、「奥様の「Pao」にも付けてあげようじゃないか」計画を勝手に始めました。
まず、「パオ」の現状は
「 レトロな車ゆえに、運転席、助手席側のそれぞれのドアの鍵をそれぞれに施錠しなければならない。」
つまり、
乗るときは運転席ドアの鍵を開けて乗り込み、手を助手席にグ~っと延ばして助手席ドアの鍵を開ける、
降りるときは運転席ドアを鍵でロックしてから素早く助手席側に回り込んで、助手席ドアを鍵でロックする、
非常にアナログ的なレトロを日々楽しんでいる訳です。
そのような設計思想の車に乗っているのだから、仕方ないと言えば仕方ない。
しかし面倒といえば面倒、不便といえば不便なのは確か。
そこで目標は
「運転席ドアの鍵を閉めれば、助手席側のドアの鍵も勝手に閉まる。」
世間では「集中ドアロック」と呼ばれる機能です。無論現代の車では常識機能。
これが「pao」に付けば、雨の日も雪の日も鍵の開閉で濡れる事も少なくなる事でしょう。
まさに「pao」的には 夢のような機能 と呼べるのでは・・・

早速、奥様に予算交渉。しかし奥様曰く、「要らん。」
勝手に始めた計画だけど、予算ぶんどりの段階であえなく座礁。
予算が降りなくてはあきらめるしか無いが、
勝手に始めた計画だけに、勝手に進めてもいいだろうって事で、
インターネットオークションで商品を探して、生産メーカーを辿って日々勉強。
自分なりに必要な部品を選定して、イメージを組み立ててみる。
「パオ」にはドアロックモーターという鍵を開閉するモーターがドア内部に無い。
2ドアの車だから、2つ必要。
そして2つのドアロックモーターを制御するリレーと呼ばれる部品も必要。
カー用品店で購入できる商品では「ルモンド」という会社の製品が一般的。
ドアロックモーターがおよそ¥4,000-くらい。
運転席側はコントロール機能が必要なので¥1,500-くらい高い。
同じ会社で2つのモーターを制御する回路も発売していたが、価格が¥15,000-くらい。
全部合わせるとぉ~          絶対、予算は降りないな、コリャ・・・。
パオ2.jpg