●幼虫がアリに擬態していると言われている小さなカマキリ、アント(ツ)マンティスの幼虫が孵化しました♪今回孵化したのは卵嚢「No.1」の、最初に産卵した卵嚢です。

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↑孵化(ふか)

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↑孵化した初令幼虫
アリにそっくりで、約4.5~5ミリ程です。
購入した時は2令で6ミリ程でした。

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↑飼育容器
小さな子カマキリを1匹づつ飼育して、毎日のように少しづつ小さなエサを与えるのは大変なので、エサのショウジョウバエを繁殖している飼育容器内に卵を移して孵化させました♪
こうしておけば、順に羽化してくるエサのショウジョウバエを、カマキリが勝手に食べて育つはずです♪飼育数が少ないときは1匹づつ大切に飼育しますが、数十匹を飼育する時には効率良く世話をするようにしています。
とは言いましても、今のところ12/12に8匹孵化しただけですが…。

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↑12/9親のアントマンティスが、5個目の卵嚢(卵鞘)を産み始めたところ

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↑アントマンティスは食欲旺盛
器用に左右のカマで別々に1匹づつエサのハエ(大)を捕まえたところ

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↑成虫でもかなり小さなカマキリです




●卵がまさかひと月足らずで孵化するとは思っていなかったので驚きました。
そうとは知らなかった為、12/11生まれの最初の幼虫は親に食べてられてしまいました…。孵化は少しづつ数日続くようです。

今回使用しているショウジョウバエは、台所で捕獲して殖やしていた普通のショウジョウバエ(笑)で、飛ぶ奴です。
これだと少し大きすぎて、初令のアントマンティスが捕獲出来ない可能性が有ります。
本当はキイロショウジョウバエのウィングレス(羽が無い、もっと小さなショウジョウバエ)を使う予定でしたが、カマキリの孵化はまだまだ先だと思っていたので、エサにするほど殖やしていなかったんです。
No.2以後の卵嚢から孵化する幼虫用には、ウィングレスが間に合うと思います。ウィングレスの繁殖には、1週間しかかからないですから♪
そんなわけで、現在はショウジョウバエは、サイズ違いの3種類飼育しています♪



●時系列
羽化(親)  10/28
産卵     11/14(羽化より17日後)
5個目の産卵 12/9(1個目から25日後)
孵化     12/11(産卵より27日後~)


●アントマンティスの特徴
幼虫はアリに擬態している様子
メスだけで単為生殖する‼️
生まれるのは全てメスなので、全個体が産卵する
湿度を好む
親のサイズに対して大きめの卵を少しずつ何回も産む
初の産卵が、羽化から17日後、その後は約6日に1度産卵する。そして卵の孵化は産卵から27日後~と、テンポが早い。


●カマキリの卵のかたまりは、卵嚢と言われたり卵蛸と呼ばれたりします。
卵嚢(らんのう)の嚢の文字は「ふくろ」、卵蛸(らんしょう)の鞘の文字は「さや」なので、個人的にはどちらもあまりしっくりとは感じていません…。