別のブログから2014.11.14の記事を移しました

ゼブラマウスの正式な日本名はシマクサマウスで、ウリボウマウス等と呼ばれたりもします。
説明などしなくても、その可愛さは伝わると思います♪言葉は要りませんね。

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↑生後10日目…とにかく可愛い♪

アフリカ原産です。数年前に輸入規制がかかってからは、見かける機会が更に少なくなってしまいましたが、ステップレミング等と共に最近繁殖個体が割合出回るように成った感じがします。

●性質
まだ数ヶ月の飼育ですが、その間に感じた事を書いておきます。

臆病で、人間の早い動きにはビックリしたり固まってしまいます。また、飼育容器の形状によりますが、上から覗いたり手入れをされると、横からの時よりも反応が激しいです。この辺りはチビネズミと同じです。

巣箱などが有っても広めだとその中には入らず、いつも外にいます。窮屈な位に狭いところや高いところが好きです。
チモシーやワラを器用に細く割いて山ほど作り、そこに自分で巣を作ります。なのでワラやチモシーは必ず入れてあげたいものです。
我が家では、広葉樹の飼育マットを敷き、チモシーは飼育容器の隅の方にひとつかみ程まとめていれています。全体に散らすよりもまとめて置くのが効率的です。

●アゴの力が強く、固いものをかじるのが好きです。柔らかい木では物足りないようで、エサ入れのタッパーがだんだん無くなっていきますし、回し車さえだんだん無くなります(笑)

●草食性に近い雑食性です。ハムスターやマウス用の固形エサは食べますが、ドッグフードは食べませんでした。植物の種子(小鳥のエサ)や、水分の多い野菜、そして水も良く飲みます。

●臆病な反面、テリトリー(なわばり)の意識が高い個体がいます。そのような個体は狭い飼育容器内に他の個体がいると執拗に追いかけ回し、時には怪我を負わせてしまいますので、そのような個体は個別の単独飼育とすれば問題は有りません。。
ですから別々に単独飼育して成熟した個体同士を後から一緒にして飼育するのは可能ですが、困難な場合があります。特に雄同士では不可能かな…と思われます。繁殖を希望する場合は、始めから雌雄でペアになっているものか、成熟前の複数の雌雄がミックスでいる中からペアを選ぶ方が無難です。
テリトリー意識の高さとそのテリトリー範囲の広さは、個体により違うようです。

●成熟前、子供の時は非常に仲が良く、いつも寄り添い、積み重なるようにして一緒にいます。それが成熟近く(雄50日~雌60日~)になると、テリトリー意識の高い個体は非常に激しく争うようになりますので、そのような個体は個別飼育すれば問題有りません。争うのは雄同士では頻繁で、雌同士でも現れることがあり、更には仲良くしていたペアが、妊娠や出産を境に争うようになる(雌のテリトリー意識が高くなり、雄を攻撃する)場合も有ります。また、夜行性の為か、昼間は争いが目立たず、夜間に激しくなる傾向が有ります。雄は別の雄を攻撃する可能性が高いですが、雌を攻撃はしません。また、雌が攻撃する場合は、雄も雌も攻撃対象となるようです。注意したいのは、一見争いに見えてしまう過敏状態とも言える状態が有ることです。これはある個体が別の個体を攻撃するのとは違い、驚いて跳んだり走ったりをしていて、それが連鎖するので全体としてなかなか収まらない状態ですから、しばらくすれば、いずれはおさまります。
天敵が現れた時など、1匹が驚いて逃げ出すと、群れ全体が逃げ出す…狭い飼育容器内ではその反応がしばらく続いてしまうようです。ゼブラマウスは飼育の歴史が短いので、この辺りは野性動物を飼育している感じがします。雄同士を一緒に飼育しなければ、争いはそれほど頻繁に起こるものでは無いようです。

飼育方法
飼育容器は、家ではプラスチックケースの中サイズから特大サイズを使用しています。
「草食性に近い雑食性」…に合わせたエサと水を与えれば、ハムスターや他のマウスと同じように、簡単に飼育できます。具体的なエサとしては、ハムスター、マウス用の固形飼料と小鳥のエサ(植物の種子各種ミックス)と、野菜と水ということになります。
チモシーかワラは入れてあげた方が喜び、細く割いて巣を作ります。それを見ることは飼育者にも楽しいことだと思います。
回し車を回すのが大好きですが、夜行性でその音が気になる方は入れなくても良いと思います。