別のブログから2014.07.07の記事を移しました

チビネズミは、健康な若いオスメスを普通に飼育すれば、飼育をはじめてから1ヶ月前後で出産するのが通常です♪
そのように「出産」までは意外に容易いのですが、「子育て」で失敗する確率が高いようです。

ここでは、一年間飼育した経験上、子育てが成功する確率が高くなると思われる方法を簡単に書いてみます。


●繁殖飼育のスタートはペアで!
妊娠していないメスとオスの2匹でスタートがおすすめです。
早くたくさん殖やしたくて、♂♀♀とか♂♀♀♀でスタートする人もいるようですが、上手くいかないことが多いように思います。
また、生まれた子供達との集団飼育でも、子育ての成功する確率は格段に低くなります。
妊娠したメスは、お腹の子供のお父さん以外のオスが近くに居ることを非常に嫌います。もしも近くにいると、執拗に追い回し、激しく攻撃します。これは喧嘩ではなく、ハンティングに近い一方的なものです。この結果、オスは尻尾を失ったり、場合によっては命も失うことがあります。このような環境では安心して子育て出来ないのは当然ですね。
ただ、チビネズミ飼育の醍醐味は、集団飼育で味わえると思いますし、自分は大好きです。
集団飼育は、大人になる前に子供同士で一緒にしておくことで成功する可能性が高くなります。

●ビックリさせない、不安にさせない!
子育て中のメスは、オスも協力して巣箱の出入口や窓をすっかり埋めてしまうほど神経質になっています。
ですから出産直後は絶対に巣箱の中を覗かないことです。また、騒がしい環境を避け、大きな音や振動を与えないようにしましょう♪

●必要なエサを切らさない!
妊娠後期~子育て中のメスは、非常に食欲が高くなります。こんなときにエサを切らしてしまったら…子供がエサに見えてしまいます…。
また、エサの総量は有っても子育て中に小鳥のエサばかり(草食)だと、雑食性(肉食もする)のチビネズミは目の前のお肉が食べたくなってしまいます…。
以前に書いた普通のエサを普通に与えていれば問題は有りません。

●新鮮な水を切らさない!
チビネズミはきれいな水が好きです。
残っていても、ばばっちぃ水はあまり飲みません。
ボールのないタイプの水飲みの、飲み口部分の水が濁っていても同じです。
水は残っていてもこまめに取り替え、容器もキレイに保ちましょう♪
子育て中のメスは子供達にミルクを与える為に、とても喉が渇きます。
そんなときにばばっちぃ水しか無いと、子供達の体の水分を欲しくなってしまうようです…。