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ヒマラヤスギ(ヒマラヤシーダー)の実です。少し書き換えました。

名前はシーダー(杉)ですがマツ科の植物(●写真5)で、大概の公園等に植えられていますね。

この、花のような実はシーダーローズとも呼ばれ、美しい花形をしていますが、ヒマラヤスギにこの素晴らしい実が成ることは意外に知られていないかもしれません。

●写真1~3の松ボックリがシーダーローズで、●4はウィンナーソーセージのような雄花の花ガラです。

ヒマラヤスギの実は普通の松ボックリとは違い、1片づつが剥がれてバラバラになって落ちる、バラけるボックリです。
そしてバラけきらずに残った先っちょの部分が、まとめてすっぽり抜け落ちたもの、正確にはその部分がシーダーローズと言うわけです。
各片は●写真2の上側のように、1片づつがシャレた形をしていて、下側のように翼の大きな種を2個抱えています
●3で分かるように、落ちた時には各片をまとめる芯は有りません。

秋に開花して、それから翌春位まで雄花の花ガラがボックリ状に落ち、夏を越して開花の翌年、主に初冬に雌花の松ボックリの先の部分(シーダーローズ)が落ちます。

ちなみにヒマラヤスギは実が素晴らしいだけではなく、自然樹形が美しい世界三大美樹の1つでもあります。
他の2つは、日本のコウヤマキと、観葉植物扱いされるアローカリア(アローカシアではないですョ)が選ばれています。