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有名な玉川大学作出の、世界初の黄色いコスモス『イエローガーデン』の改良種がこの写真の黄色い方『イエローキャンパス』ですね。この花の改良途中に偶然出来たものが同時に『オレンジキャンパス』として発表されていて、ピンクに黄色が重なった、微妙なオレンジっぽい色をしています。ピンクと黄色の中間色に成らず、両方発色しているのがミソですね。
そして写真の濃い方は『イエロークリムゾンキャンパス』です。コスモスの濃紅色(クリムゾン色)に黄色が重なり、やはり両方が発色しているからこれもまた微妙な色をしていますね~。
この花の種子は種苗会社が、名前からイエローを取って「クリムゾンキャンパス」の名前で販売しているので、そちらの名前の方が有名になっていますかね…?
しかも大手のS社は「クリムソンキャンパス」として販売しているため、3種類の名前がごちゃごちゃになっています(笑)
調べてみるとどうやら、深紅色の意味・日本語発音で言うところのクリムゾン色の「ゾ」の部分のスペルが「so」だから起きた事のようですね…。あ~ぁ…。
観葉植物のコルジリネのスペルをコーディラインと読んで花屋で販売していたりするのと同じ感じです…。

玉川大学では他にもディープレッドキャンパスも発表していて、現在はと言うとイエローキャンパスの遅咲きの弱点を改良中で、既に約1ヶ月の早咲き化には成功し、今はより黄色い花色に戻している段階のようです。

それにしても一年草の育種は効率が良いですね~。温室を使って一年に2世代の種子を取っているようですよ!