こんなスペックの私です。
Xさんの家でテレビを観ながら談笑していると
Xさんの携帯が鳴りました。
「えー・・・なんでこんな時間に・・・」
「出ていい?」
「全然。構わないよ!」
そういって廊下に出るXさん。
普段から仕事の電話かかってくるみたいだし、気にもしてなかったんだけど
「は?なんでそんなことになったの?」
「信じられないわ、ほんと」
と、Xさんが声を荒げている・・・
怖い・・・(笑)
「ちょっとまた考えて電話するから」
「はい、はーい」
そういって部屋に戻ってきた。
「仕事?」
「いや、親戚・・・」
「そうなんだ・・・だいぶトラブってそうだったから・・・」
「あー、なんかちょうどこっち来てるらしくて」
「そしたら財布失くしたって」
「えええっ」
「いや、本当どうしようもないよな・・・」
「他に頼れる人居なくて、一番近くにいる俺に電話かけてきたみたい」
「ただ、俺も給料日前で貸せるほど持ってないしなー」
あれ?
貯金かなりあるって話してなかった?
「定期だからすぐ崩せないし、ていうか休日の夜に電話来てもどうしようも出来ないし・・・」
目の前で人が困っている・・・
どうしよう・・・
「貸しておこうか?」
はい
潜在しているダメンズ製造機、稼働しちゃいました。
お人好しもいいとこです、本当にどうかしています
付き合って数日しか経ってない人に(笑)
「いやいやいや、それはさすがに悪い・・・!」
「だって、親戚の人遠方から来てるんじゃないの?」
「飛行機のチケットとかもお財布に入れてるとかじゃないの?」
「そうみたいだけど、それは自業自得だし・・・」
「近くに居て助けてあげなかったら路頭に迷うじゃん」
お金の貸し借りを出会ってすぐの人とするのは本当に賭けみたいなものだったけど、
常々親には人助けをしなさいと言われてきたもので
まぁ、意味合い違うだろうけどw
諭吉さんを数枚お貸ししました。。
少しの間、お別れだよ。バイバイ諭吉。
その後また電話をし始め
「俺だけに迷惑掛かるならいいけど、俺の横にいる可愛い彼女にもめちゃくちゃ迷惑かかってることよく覚えておけよなー!」
とかなんとか言ってましたわ。。
そんな軽いノリで軽く紹介しないで。。
結局、親戚の方は土地勘がなくだいぶ迷われて深夜に合流できたそうです。
本当か嘘か、神のみぞ知る。
さて、お金は回収できたのでしょうか
続く