こんなスペックの私です。
「俺は今日何度もまめちゃんに対してに気持ち話してたよ」
「だから、まめちゃんの気持ちが知りたい」
「じゃなきゃ帰れないよ」
畳みかけるように次から次へと話しだすXさん。
時間も1時を回っている・・・
これもう、Xさんはタクシー以外の帰りの手段はない・・・
どうしよ~~~
ていうかそもそも好きとかまだよく分かんないよ・・・!
言っても山崎くんと別れてまだ数日だったし←
ただ、朝型人間の私。
ここに来てビックリするくらい頭痛くなって眠くなってしまって。
「眠い?」うとうとする私に話しかけるXさん。
「うん、ちょっと眠い・・・ははは・・・」と限界の笑顔を見せる私。
「俺はもう始発まで待つけど、まめちゃんどうする?帰れる?」覗きこむXさん。
「いやいや、さすがに一人で先に帰るなんて言えないよ・・・」と、私。
え、でも始発までまだ4時間近くもあるぞ
朝までファミレスの椅子、きつい・・・!
「まめちゃん、手めちゃめちゃ熱くなってるじゃん(笑)」
そういって自然(?)に手を握りだすXさん。
「そりゃそうだよ、眠いんだもん」
「まめちゃん、帰れる距離に家あるのに」
「そうやって健気な所が好き」
あ、やばい・・・
深夜のテンションに飲まれる・・・(笑)
「何度も言うけど、俺はまめちゃんのこと好きだよ」
「絶対幸せにする」
そんなことをさ~
こんな夜中の眠たいときに言うなんて卑怯だよ~
「うん・・・」
「ていうか、ちゃんと寝たい」
「だよね、ここじゃ寝付けないよね」
「起こしてあげるから寝てていいよ?」
「いや、ホテルいこ・・・」
「え?」
「ちゃんと横になりたいし、先に帰るの悪いから、ホテルいこ・・・」
ごめん、ホテル誘ったの私でした(笑)
ほんとサイテーですよ・・・
だけどね、下心なしでちゃんと眠れる場所で寝たかった・・・!
漫画喫茶とか考えたけど、近くに最適なお店が浮かばず。。
「俺はいいけど・・・」
「じゃあ行こう、朝までここにいるのは辛い」
そういって、お店を出てヨタヨタ歩き、繁華街へ
寝るだけだからと激狭の安い部屋を借りて、軽くシャワー浴びて、すぐにベッドへごろーーーん。
ああ、幸せ。
「まめちゃん、すっぴん全然変わらないんだね!」
「可愛い」
横でそんな風に見つめるXさん。
改めて私は何をしているんだ・・・と
だけど、Xさん。
手を出してこない
私結構ビックリしちゃって。
「眠いの?」
「いや、全然眠くない。寧ろ目冴えた。」
確かに眼光が鋭い(笑)
「私眠いから寝ていい?」
「全然!寧ろ寝に来たんだから寝て?」
そういってXさんが私のことギュッてしてくれたから
完全に火がついちゃいました(笑)
続く