こんなスペックの私です。
指定した場所でXさんと合流。
「遅くにごめんね!」
ああ・・・
また私の前でプリ尻指先キレイキレイの魔力はやめて・・・!
(意味分からない人は遡って下さい)
そんなXさん、仕事終わりだったのでスーツでした。うふふ。
「こんな時間だしね、どうしましょうか」
「んー・・・とりあえず、ファミレス?」
ま、困った時のドリンクバー様ですよ
会って早々、
「あー疲れた」
「今週めっちゃしんどかった」
と弱音丸出しのXさん。
いや私も今週はあなたの「」に振り回されましたけどね・・・?
「それより、事故の件」
「あっ・・・」
「そうそう、あの日ごめんね」
「いやそれはいいんだけど」
「どこ怪我したの?」
「こっちの足・・・」
何やら逆側にひねると痛むらしい。
包帯の処置も、歩き方も普通だったけどね?←
「医者には捻挫って言われてるけど、また近いうちに診てもらわなくちゃならなくて。」
「そうなんだ、お大事にね」
そんな会話から始まったんだけど、何やらXさん。
めっちゃ色々話してくる。
会社の名刺はくれるし。
家の話も「もうお腹いっぱいです」って言い掛ける位、あらいざらい話してきて。
父親がどーとか、祖父がどーとか、家柄とか自分の立場とか。
「こういう形で知り合った以上、相手の素性気になるでしょ?」
「嘘とかつきたくないし、安心して欲しい」
その一言で、この人は悪意の無い人だったんだと。
その時の私の気持ち、今ここで返せ。←
まあ、その瞬間は完全にXさんに飲まれてたので、嬉しいなーありがたいなーって気持ちでいました。
そして時間もどんどん過ぎ深夜0時を回りました
あれ、私なんでここに来たんだろう・・・そんな風に考えていた時
「ねえ。まめちゃんに質問していい?」
「例えばの話」
いきなりXさんが切り出してきました。
「例えばさ、まめちゃんのことを気になっているAさんって人がいるとするじゃない?」
そんなバレバレな例え話、いるーーーー?!?
ビックリした。
深夜だから吹き出すかと思った。
「で、Aさんはまめちゃんにめちゃくちゃアピールしてるのに、まめちゃんはその人のこと気にも留めてない」
「いや、留めてるかもしれない」
「でもAさんは確信が得られない」
「まめちゃんは好きな人にはどんなアピールするの?」
こんな誘導尋問あるかよ・・・と思いつつ、「好きだったら自分からもアピールするよ」と返しました。
「どんな風に?」
「どんな風にって言っても・・・ちゃんと好きって口に出すと思うよ」
「ていうかそもそも感情あんま出さなくない?ポーカーフェイスだよね?」
なんだよコイツ・・・
好きって言って欲しい相手にそんな言い方するか・・・
そんな雑な例え話をタラタラしていたら、店内が若干乾燥しだして。
おもむろにバッグからハンドクリームを出す私。
「わっ、めちゃくちゃいい匂い・・・」
「ていうか俺も乾燥してるから少し貸して」
そういってXさんに渡すと、遠慮しているのか小豆大程度の量だけしか使わない始末
「それじゃ足りないよ~」って笑いながら足してあげて、塗りが甘いよ~ってキレイキレイな指先(笑)をケアしてあげたら
「ほら、こういうことしてくれるから勘違いするよ」
ってXさんが言いだして
「今の手が触れ合う感じもかなり自然だったじゃん?」
「ていうか、嫌ならこんな夜中まで付き合ってくれないよね?」
「ちゃんと時間を掛けたら【好き】って言葉に出してくれるの?」
あ・・・
私、Xさんのこと好きだったんですね・・・?(笑)
続く