ポケットの裏地

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夢雪駄の日常のエンタメ日記

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今月は、監督のオファーが無なそうなんで、諸々イヌブランドの買い付けや、打ち合せ等で予定を埋めて行く中、勿論、曲作りのネタ探しをこの連休中もしていたんだが。最近、LOVEソングを創って欲しい。との依頼がやたら多い…

LOVEソングって…一体……


前にMs.oojaと言うアーティストのPVのプロジェクトに関わった時に、沢田知可子さんの『会いたい』をカバーしR&B調にアレンジしたのを聞いた時に。『良いな~。こーゆー何年も色あせない、曲を世に出してみたいなー』なんて思った物だが、私には作れない…

なんて言ったら良いのか、LOVEソングって創れば作る程安っぽくなると言うか…元々ロックやパンク好きな私からすると、元々セオリーに無いんです…

氷室さんや、ヨシキさん、小室さん見たいにカッコ良く演じれない。と言うか、オサレなフレーズ、メロディーなどが、【狙ってる感】に感じて…どうも否定的になってしまう。

昔、BOOWYがデビューしたての頃、ゴリゴリのパンクスやロックンローラーは【あんな、綺麗事のナヨナヨした曲はロックじゃねえ】と言っていたが、(とんでもない勢いで売れた僻みもあるとは思うが)あながち当初から共感していた。

何か、説明がむづかしいのだが、『カッコ良い人がロックをやる』『ロック目覚めて、カッコ良くなる』…

私の師のバンドじゃがたらの曲にこんなフレーズがある『LOVEソングは歌わない、すべてが嘘になるから』中学生頃の私には、ただの自虐?ひねくれ者の詩にしか聞こえなかったが、年を捕るたびに、段々言葉の意味が私なりに理解出来る様になって来た。

そう……

言葉(詩)には、何回も聞くとその時の聞いた人のコンディションやキャリアで育つ物と、逆に言葉(詩)を聴きまくると安っぽくなる物と二種類あると思う…

LOVEソングは、余程旨くやらないと、後者のパターンに陥る場合が多い……と私には感じる。

『マチ子巻の髪型の貴女に恋して、便箋に思いの丈を~』とか。
『シープスキンを裸足で履いて、ポケベル片手に貴方の所へ』とか。
↑今の若い子わかんないでしょw見たいな…

とにかくLOVEソングはむづかしい…全てが嘘の歌になりかねないから…

超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?
誰でも幸せに生きる方法のヒントだ
もっと力を抜いて楽になるんだ。
苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、安心しろよ。

この世は空しいモンだ、
痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。
この世は変わり行くモンだ。
苦を楽に変える事だって出来る。
汚れることもありゃ背負い込む事だってある
だから抱え込んだモンを捨てちまう事も出来るはずだ。

この世がどれだけいい加減か分ったか?
苦しみとか病とか、そんなモンにこだわるなよ。

見えてるものにこだわるな。
聞こえるものにしがみつくな。

味や香りなんて人それぞれだろ?
何のアテにもなりゃしない。

揺らぐ心にこだわっちゃダメさ。
それが『無』ってやつさ。
生きてりゃ色々あるさ。
辛いモノを見ないようにするのは難しい。
でも、そんなもんその場に置いていけよ。

先の事は誰にも見えねぇ。
無理して照らそうとしなくていいのさ。
見えない事を愉しめばいいだろ。
それが生きてる実感ってヤツなんだよ。
正しく生きるのは確かに難しいかもな。
でも、明るく生きるのは誰にだって出来るんだよ。

菩薩として生きるコツがあるんだ、苦しんで生きる必要なんてねえよ。
愉しんで生きる菩薩になれよ。
全く恐れを知らなくなったらロクな事にならねえけどな
適度な恐怖だって生きていくのに役立つモンさ。

勘違いするなよ。
非情になれって言ってるんじゃねえ。
夢や空想や慈悲の心を忘れるな、
それができりゃ涅槃はどこにだってある。

生き方は何も変わらねえ、ただ受け止め方が変わるのさ。
心の余裕を持てば誰でもブッダになれるんだぜ。

この般若を覚えとけ。短い言葉だ。

意味なんて知らなくていい、細けぇことはいいんだよ。
苦しみが小さくなったらそれで上等だろ。

嘘もデタラメも全て認めちまえば苦しみは無くなる、そういうモンなのさ。
今までの前置きは全部忘れても良いぜ。
でも、これだけは覚えとけ。

気が向いたら呟いてみろ。
心の中で唱えるだけでもいいんだぜ。

いいか、耳かっぽじってよく聞けよ?

『唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを越えたものなり。』
『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』


心配すんな。大丈夫だ。


何度となく夢の海を
一人漂ってた
目に映るものは
過ぎ去りし日の君の笑顔
荒れ果てた楽園を
後にして今
ゆらゆら揺れる街並みは
欲望をつめ込んで

夜が明けたら きっと
君を迎えに行くから
その日まで待ってておくれ
いつものあの場所で

何気ない壁の向こうに
君の仲間がいる
太陽は口を開き
時の声をあげる
もう一度大草原の
片隅で話しよう
降りしきる雨が僕の
身体をゆっくりと洗い落とす

飛び出そう 手をあげて
君と行ったあの丘へ
飛び出そう 陽のあたる
緑の街へ今

そう…雨が上がれば日はまた登るんだもんね…


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