・2014/10/13
むかしむかし、あるけいびふに
よいてーとくと、わるいてーとくがいました。
あるひ、よいてーとくは、わるいてーとくにそそのかれ、
たいふう18ごうがせまるいもばたけへ、いもほりにむかいました。
「はぁ、ふう、ずぶぬれになっちまったが、
たまにはいいうんどうじゃて。
おや…これはなんじゃ～？」
すこしあたまをのぞかせていたおいもをほってみると、
なんということでしょう！
それはそれはりっぱなおいもがでてきました。
「これはきっと、てんからのさずかりものじゃ～
もってかえって"ころすけ"にして、
たいふうさまにおそなえするべぇ～」
それがおもしろくないのは、わるいてーとく。
たいふう18ごうでぞうすいしたようすいろに
よいてーとくがながされてなきものにし、
けいびふのらんきんぐをひとつあげようとしたもくろみははずれてしまい、
ひとりじだんだをふむわるいてーとく。
それからすこしして、
けいびふにあたらしくたいふう19ごうがやってきました。
「すてきなてーとくでうれしいのね。
たいふう19ごうなの。
そう、"いく"ってよんでもいいの！」
「とおいところからようこそおいでなすった、
ささ、"ころすけ"をたべてくだされ～」
よいてーとくから"ころすけ"をいただいたたいふう19ごうは、
まんぞくしてさっていきました。
それをみていたのはわるいてーとく。
「このやくたたずめ、こうしてくれるわ！」
なんということでしょう！
わるいてーとくはこともあろうに
たいふう19ごうをたいほかんきんし、
はずかしめたうえで"びでお"にろくがし、
"かせっとていぷ"をうんえいにおくりつけたうえ、
はつかぜのどろっぷりつをあげろと、きょうはくしました。
ほうぼうのていでわるいてーとくのちかしつからぬけだしたたいふう19ごう、
「ひとななまるまる、
なんか、うずうずしてくるのね～！」(いみしん)
たいふう19ごうは、ふかいにくしみをむねに、
にほんれっとうをおうだんしていきました。
たいふう19ごうがにげたのにきづかないわるいてーとく、
「ふぁふぁふぁ、そろそろうんえいがおじけついて、
はつかぜのどろっぷりつをあげたころあいじゃろ。
どれどれ、いもほりにいってみるか～」
そういっていもばたけにむかったわるいてーとく。
「おや、あれ、これはへんじゃ～！
はつかぜどころか、ぼすますにさえたどりつけねぇ～！
とちゅうではいぱーずがたいはするわ、
たまにぬけたかとおもえばひがしにそれるし、
いったいどうなってしまったんじゃ～？」
まさにいんがおうほう、
ほっぽうかいいきくえすとがまったくすすみません。
「ひゃ～、わしがわるかった～、
"けえき"をかってくるからゆるしてくれ～！」
たいふう19ごうのふきかえしのかぜでおおあれのなか、
おおあわてでへいてんまぎわの"すうぱあまあけっと"にかけこみ、
"けえき"のかいだしにむかうわるいてーとく。
いまさらないてあやまったところでそれはあとのまつり、
それからというもの、おおがたけんぞうではこんごうばかりがでるわ、
おりょくるではきたにそれるわで、ふんだりけったりだ、と、さ。
ちなみによいてーとくはというと、
すこしだけりょうりのうでがあがったとか。
(26.10.13 広島
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画像)ドロップの瞬間、変な声が出た。
今夜も。
)
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