昨日の夜中、2時半ごろ
突然電話がかかってきた
現場で仕事してた夫からで
クラクラして動けない。迎えに来てほしい
ということだった
飛び起きて着替えて
夜道歩いてタクシー捕まえて
現場に向かったよ
幸い重症ではなく
こぼしてしまった塗料か何かの臭いに
気分が悪くなったのかな、と
でも、過労も絶対にある
忙しすぎるんだよね、ここ最近
ほとんどまともに帰ってこれない
疲れて現場で寝ちゃうことも多々あるし
ずっと気にはなってた
大丈夫かなって
そこでこの電話
もう、本当に怖かった
一年前の事故のことが蘇ってきた
あの時のこと
トラウマにはなっていない、と
思ってたけど
やっぱり引きずっていた
怖すぎて蓋をしたのかもしれない
大切な人を失ってしまうかもしれない恐怖
そして、申し訳なさ
あの時のこと、事故そのものより
私は申し訳なさを引きずっている
どうして気づいて
あげられなかったんだろう…
あれは事故ではあったけど
過労も原因だった
事故の数日前も
実は救急車で運ばれていた
お腹の調子がずっと良くなくて
その日は特にひどかった
そしたら夜中に猛烈な痛みに襲われて
どうすることもできず救急車を呼んだ
特に大きな原因は見つからず
おそらく腸炎だろう、ということで
薬をもらって帰ってきた
これ、もうストレスだよね
それでも仕事が終わらないからと
次の日にはまた現場に出かけて行って
そして数日後に
脚立の上でバランスを崩して
大怪我をすることになった
そんなになるまで
仕事が大変だったのに
ストレスめちゃくちゃ感じてたのに
どうして気づいて
あげられなかったんだろうって
私はいまだに自分を責めていたんだ
この感情が出てきてから
昨日はずっと気分が悪かった
不安、恐れ、自分責め
こんなに居てもたってもいられないのは
本当に久しぶりだった
でも気づいたんだよ
こんなに嫌な気分になってるのは
この感情から逃げようとしてるからだ、と
表に出てきてもなお
そこから逃げようとしてたから
不安や恐れや自分責めをしてるから
嫌な気分なんじゃない
その感情から逃げようとしてるから
嫌な気分なんだ
つらくて蓋をしていた感情が
せっかく顔をのぞかせてくれたのに
それをまた無視しようとしたから
この心底嫌な気分は
無視された私の感情の
深い悲しみなんだ
だからね
ちゃんと向き合うことにした
一切のジャッジをせず
ただ受け入れた
そうだね、怖かったんだよね
不安だったよね
自分のこと責めちゃったよね
自分のことが、許せなかったんだよね
ただただ聴いてあげたら
お腹のあたりが温かくなって
安堵感と聴いてもらえた嬉しさで
涙があふれてきた
あぁ、聴いて欲しかったんだ
見つけて欲しかったんだ
なにかが浄化された気がした
これだけでも
かなりスッキリしたんだけど
ふと、気づいたことを
夫にも伝えてみようと思った
そのまんま伝えた
怖かった、不安だった
気づいてあげられなくてごめんね、と
そうしたら
私の心を覆っていた薄いベールが
スーッと溶けていって
もっともっと純粋に
相手を見つめられるようになった
もっともっと大切な存在になった
心の中に秘めていた
負い目、申し訳なさ
これが心に微妙な距離を
生んでしまってたんだなあと
ようやく気づいたよ
自分自身と深く向き合うと
自分との絆が深く強くなっていく
これはそのまま
パートナーとの関係にも
反映されていくんだね
MOTOKO