【共栄堂ワイン/K20bAK_DD(2020年 秋前リリースの橙)】
品種:甲州種100%
醸造:醸し仕込みが基本で若干のジュース仕込み。
ホーロータンクでオークチップと半年熟成。
【テイスティング】
サーブ温度は10℃ぐらいで。
透明感がありつつ薄く濁りのある淡いオレンジ色。グラスに注いだ直後に微かに気泡あり。
リンゴジュースやラムネなどの香り、マーマレード、和柑橘類の香り、樽由来の香り。
アタックは、柚子や蜜柑などの和柑橘の香り、仄かな苦味を感じつつ程好い酸味を感じます。
アフターは、柑橘類の仄かな苦味と酸味が広がります。
フィニッシュには、仄かな苦味とタンニン、ほんのりとした樽香、タバコの香りと塩味を感じるやや辛口のテイストでした。
オーク香がそれほど馴染んでいなくて、渋苦味も少し感じる若々しい印象で、まとまり感はもう一息。
全体的に硬さというか荒々しさを感じるので、硬さが取れてオーク香が馴染むまで少し時間が掛かると思うので、半年か1年後にまた試してみたいです。
また、エチケットは書作家さんの作品とのことですが、「花露」とは「花上のつゆ、香水やお酒」をあらわす中国の言葉だそうです。
何とも洒落たエチケットだと思いました。