先週ちらっとテストをしたシングルラインカイトをカヤックの動力として使えないかと試しに行って参りましたよ凧船長だから。
午後に向けて南風が強くなりそうな感じなので、早い時間はエッチラオッチラとひたすら南下っす。
一応釣りもしてたんだが、なにしろイワシの群れが凄くて、水面下を覗くと延々とイワシの姿が見えるですよ。イワシを追う魚も居るんでしょうが、ここまで多いとどこに居るやら見当もつきません、はい。
それでも途中サバが一匹釣れたので、とりあえずボウズは回避です。
がーっと南に進む間に徐々に風が上がって来たので、いよいよカイトを上げてみる。のは良いんだが、ちょと西寄りの風で、斜め後ろから風を受けて戻る感じです。
ま、ミラージュドライブがセンターボード代わりになるので、ある程度は角度をつけてもいけるはず。
で、実際のところクォーターリー(風下から45度)あたりまでならなんとか進むっぽい。上の画像でいうと進行方向は画像の左外側っす。
真横から風を受けた状態で流される速さが1km/h弱、カイトを上げて引っ張ってもらうと3~4km/hてな感じ。
この風だと、まだ自分で漕いだ方が早いっす。
先週のテストで予想はしてたけど、シングルラインカイトの場合は上に行こうとするので、スピードはさほど出せないっぽい。ダブルラインのトラクションカイトなら八の字を描いて横に力を掛けるってのが出来るんですが。
もひとつWラインと比べると、意図的に失速させるってのが出来ないので、牽引する力を抜くには手元まで引き降ろして畳む以外に方法が無いです。
そんな感じでのんびりと戻ってきたんだけど、徐々にうねりも上がって来たので沖磯の手前でカイトは降ろし、温存しておいた体力で帰りますよ。
と、ここまでは良かったんだが、沖磯を大きく回りこんだ辺りで
“まだ早いから少し釣りしようかなぁ”
とかうねりに揺られながら考えていたら、突然クルリと右に転覆、あえなく沈。
まぁ慌てる事もなくカヤックを起こして問題なく再乗艇。セルフレスキューが基本だからな、うん。
海面に散らばった小物を回収して回る間も特に危険は感じなかったんですけどね。沖磯を回りこんできたうねりと返し波との合成波だったのか、急に下から突き上げられた感じでした。
運河とかだと船の曳き波が両岸からの返し波で定常波みたいになって、暫く経ってから急に下から突き上げられる事がありますが、やはり岸近い場所の波は油断しちゃいけませんな。
とはいえ、ここに来て海水温も急上昇、おりからの真夏の陽気で落水も爽やか(ずぶ濡れの体も着艇する頃にはすっかり乾いちゃったし)、いわゆる転覆日和というか(笑)海開きを前に海難訓練という感じ。
しかし釣具あれこれを沈めてしまったのが痛かったす。
手持ちのカヤックフィッシングの本にも、得てして転覆する時に限ってリーシュコードで止めてなかったりする、とか書いてあるのですが、全くです(笑)
本人が落水する事は常々想定してるんですが、今後は沈しても何も失わないで済む様に工夫しておこう。
ま、無事に帰ってきてる事だし、
何かと良い経験を積んだ一日でございました。