6日目の活動場所は港から近く、今まで活動した中では一番ひどい被害を受けた地域でした。

持ち主は5人家族で、お父さんと高校2年生の息子さんが一緒に手伝ってくれました。災害以前は二階建てで広く、庭もきれいな家だっただろうな…と思いましたが、二階の部屋の高さ半分位まで津波がきて、無惨な姿でした。

災害があったときの様子をお二人から聞くことができました。この地域は、津波を避け、山に逃げようとして渋滞ができ、間に合わなくて亡くなった方々が多かったそうです。その光景は本当に凄まじかったそうです。

「この災害を受けて、人がわかった」「この災害によって、1人300万円、5人で1500万円の買い物をしたと思っています」「津波で人が流されていったり、死体をみるのに慣れてしまった」という言葉に重みを感じました。
窮地に立たされた時に、回りの人間関係が全て明るみになったそうです。食べ物を奪い、一人占めしたり、盗んだり…。ただこの家族の絆はこの災害を通して深まったのだろうと感じました。

災害後小学校に避難してから3日間ほぼ飲まず食わずで寒さで眠ることもできなかったそうです。普段の生活が一変し、朝起きると食料を探したり、自販機を壊すためにバールを持って歩いたそうです。お父さんを中心に家族が生き延びた様子がわかり、感動しました。

被災者の方々のお話を聞くとニュースの内容では知らないことが多くて本当に驚きます。

活動後、南三陸町を見に行くことができました。やはり町の中心さえ跡形もない位に壊滅していました。災害の大きさを改めて感じさせられました。

明日は最終日なので、精一杯頑張りたいと思います!