活動最終日。
韓国の方々と、和太鼓軍団の方々、消防士を目指している方達と共に吉田さんご夫婦(ご主人63歳)のお家の中の瓦礫や家具、泥を出す作業だった。お家は三年前位にリフォームしたばかりだったらしいが、枠組み以外、何も残っていない状態だった。泥まみれになった液晶テレビを見て、地デジ対応にしたばかりの家も多かったんだろうなぁ、と切なくなった。吉田さんの家は平家で壊滅状態なので、もはや住むことは出来ずにアパートを借りているらしいが、アパートを借りた時点で自立できる、と見なされて食料などの救援物資もストップするらしい。方やお隣りは二階建ての為、どうにか二階に住むことが出来て、継続して被災地の家に住んでいるということで、救援物資が届くらしい。壊滅した方がもっと援助を受けてもよさそうなものだと思った。被災者の方は他にもたくさんの葛藤が日々あるだろうな、と思った。災害当日はもちろん大変だったけど、あれから約三ヶ月が経った今でも、相当大変な日々を生きておられることを知って、もっと力になりたいと思った。作業
が終わって、和太鼓軍団の方々が太鼓の演奏を披露してくださることになり、吉田さんのお宅の庭で素敵な演奏会が急きょ催された。皆、とても楽しそうだった。吉田さんも喜んでおられて私もとても嬉しかった。帰りに吉田さんご夫婦と何気ない話をしていて、奥様が涙目だったのが印象的だった。辛い時ほどこういうボランティアなどの援助活動や、またそうしたくて駆け付けた人々の心情が身に染みるのだろうなぁ、と感じた。ちなみに、和太鼓軍団(名称:悟空)は8人中4人が塩崎さんというご家族だったのですが、なんとご主人の従兄弟が、統一教会の名古屋教会の教会長さんだったらしく(教会長さんご本人は二年位前に中国で亡くなられたそうです)、塩崎さん御一家も統一教会の式典とか、イベントとかによく参加されているそうです!もう一組の方も韓国の方だったし、今日もまた、知らず知らずのうちに神様に導かれていたんだなぁ、と、すごく見守られているのを感じた。この地に来て、神様をすごく近くに感じる日々だった。本当はいつも近くにいてくださっている神様。こ
の7日間で感じた様々な心情を忘れないように大切にしたい。この貴重な日々に心から感謝すると共に、この経験を生かすも殺すも自分次第だという緊張も、最後に残りました。