活動4日目。今日は土曜日の為、全国から多くのボランティアがここ、石巻市のボランティアセンターに集まってきた。割合的には20代から30代くらいの若い人が多いが、他にも外国の方やおじいちゃん的な方も来ていたりする。平日働いて、土日はボランティアに来るという為生き魂が素晴らしく、こういうとこにうちの家族も連れて来たいなぁ、とふと思った。うちにはあまり、そういう文化がこれまでにないから。今日も主にヘドロ出しの作業だった。ヘドロを入れる土のう袋を結ぶのがだいぶ上手く出来るようになった。女性にはなかなか無い特技だ。今日は作業後、津波の被害が大きかった南浜町を見に行った。全て流されて、家の土台だけ残った町の跡で、多くの自衛隊の方々が活動されていた。その中に、ポツンと一人で家の跡にたたずむお母さんがいて、挨拶をすると、身の上を話してくださった。そこは弟夫婦の家があったということで、今日がその二人の結婚記念日だという。二人はまだ見つかっていない。カーネーションとお酒を供えて、どうにか手に入った昔の写真を抱えて
思いを巡らせているようだった。悲しいだろうな、辛いだろうな、と思った。本当に自分だって、いつ死ぬか分からないし、家族や友人だってそうだと思ったら、こうして与えられている一日、一日に対する価値をもっと自覚しなきゃならないと思った。「一日を一生涯のように生きてみよ」というアボジのみ言のように。ちなみに今日は、自衛隊の仮設お風呂に入った。こうして来ているボランティアとか、町の人に無料で開放してくれている。ありがたい。