今日は一軒家の庭の復旧をしていきました。2メートルの津波が来て、車が数台家に突っ込んできたり、近くの工事の紙パルプが流れてきて紙類が流され散らばってしまったそうです。庭を掘ると洋服や生活用品様々なもの出てきました。 
お家の方が事故当時のことを話してくれました。身内で亡くなっている方もいて、深刻な内容でした。でも被災者の方々はみんな明るく、私達のことまで気にかけてくれます。本当に凄いな…と思いました。

帰りに、一番津波の被害の酷かった南浜町に視察にいきました。現場に着き、車から降ろしてもらうと凄まじい光景に言葉が出ませんでした。360度見渡して、全ての建物が崩れていました。その周辺を歩くと、戦争の焼け跡のような光景でした。
家が建っていただろう場所に、おばあちゃんが花を添えていて、「ここに弟夫婦が住んでいたんだ…」と話してくれました。まだ見つからない家族を諦めきれない悲しみが本当に伝わってきました。

これを通して、私達が暮らしている環境はとても感謝しなければいけないし、このような被害を受けて悲しみ、苦労される方のことを知らないといけないと思いました。
そしてこの事実を私達がしっかり歴史として伝えていくことが必要だと思いました。