今日は同じボランティアをしに来た方たちと交流する機会が多く、ある気づきがありました。まず朝から、キャラバンの隣りに車を止めて寝泊まりしているおじさんが話しかけてくださいました。おじさんは岡山県から来ていて、他にも色々な地へボランティアをしに行っている、とおっしゃっていて、車に発電機と電子レンジをのっけていて、私たちに見せてご自慢のようでした。なぜそんなに奉仕に行くのかと尋ねると、「半分はキャンプだな!」と楽しそうに笑っていました。その後、他のボランティアの人と共同で泥出しの作業をしました。現場を仕切っていた「みのさん」は30代後半くらいの無職、未婚の男性で、歌手の“パフューム”の追っかけをしていました。私たちが笑って話しを聞いているとたくさん自分の事を喋ってくださいました。また、一緒に作業をしていた女性は留学先のイギリスから帰省している期間を利用して一人で来たと言っていて私は感動と驚きでした。その後も、元学校の先生とか、モルモン教の外人さんとかと色々話したり笑ったりしました。そして全ての作
業が終わり、今日の一日を振り返る中で「授受作用」について気づきました。この作業をしているとお礼を言われることが多いわけですが、その一言を受けるとき、よく受けるだけの備えが自分自身にきちんとあるべきだ、と思いました。よく授けるためにも、よく受けるためにも、その背後にそれだけの精誠があれば、授けた側が、また受ける側がどれだけ救われるだろうか、と思いました。そうしてより良い授受をしようと努力することが既に“愛”だな、と思いました。これからいつも、そういう備えをしてより愛していきたいと思いました。今日も貴重な一日をありがとうございました。