我が家の子どもたちは思春期真っ盛りです。先日、夜にふたりで何やら盛り上がっていたので、聞き耳をたててみました。



妹「お兄ちゃんはうちの親のここがいやだとかないの?」


兄「ないかな。妹ちゃんはあるの?」


妹「あるに決まってる。親に反発する気持ちがないのは、まだ親離れができてないってことだよ。」


兄「そうなの?!妹ちゃんはすごいね。僕はどうしようかな。」


妹「まずは親に大好きって言うのをやめてみたら。最近だといつ言ったの?」


兄「ついさっき。」


妹「だめだね。親離れはまだまだ先だね。」


兄「困ったなあ。」




ふたりとも、まだまだかわいい盛りですね。ブログに書いても良いとお許しがでたので、紹介させて頂きました。



最近、リビングのテレビに向かって、娘とはサルセーション、息子とは筋トレをしています。


運動不足の解消と、家族団らんの一石二鳥を狙っています!



その横で、リクライニングチェアに腰かけながらひっそりと眠る夫。


みんなそれぞれの初夏を楽しんでいます。




先日、アメリカから帰国した友人が、お子さんたちが現地の学校へ通ったときの様子を教えてくれました。


アメリカでは「あなたのお子さんは礼儀正しい。」と、学校の先生からよくほめられたそうです。


何か特別なことをしているわけではなく、先生の話を静かに聞く程度のことで、礼儀正しいと何度も評価されたといいます。


日本の感覚では、あまりにあたりまえのことでほめられ続け、お子さんたちも最初はとまどったそうです。


「アメリカの先生たちは、生徒に正しい態度で話を聞いてもらえるとは考えていなかった。子どもに話を聞いてもらうためには、大人の側が工夫することが普通だと考えているようだった。」


英語が話せなかったお子さんたちは、学校で語学のサポートを受けて、現地の学校になじんでいったそうです。


算数や数学の授業内容が、その学校では日本より一学年分遅れていたのも、学校へのハードルを下げてくれたと言います。


日本と比べると長休みにあたる休憩が多く、その時間をつかって、先生が子どもたちの友達作りもサポートしてくれたと話していました。


教室で一人でいる子に、先生が友達候補を次々と紹介してくれて、うまくいかないとみると「次はあの子のところへ行ってみなさい。」と友達ができるまで手伝ってくれたそうです。


友達作りが苦手な子をもつ親としては、うらやましいなと感じた、アメリカの学校事情でした。




小学1年生の学校生活は、みんなと同じ行動をする練習に明け暮れます。


「教室移動のため、全員整列!」


先生からの指示に、教室中から子どもたちがわらわらと集まってきます。机や椅子にぶつかったり、転びかけたり、ケンカになりそうになったりしながらも、みんな一生懸命です。


支援員として教室にいる私は、一斉指示にまだ気づいていない子や、指示にしたがおうとしない子、動きがゆっくりな子に声をかけて回ります。


全員が決められた位置に並び、列はまっすぐ、等間隔にしなければなりません。ようやく先生のOKがでて、前に進み始めるかと思いきや…


「今のは練習です。本番ではもっと素早くできるように。では席に戻って。国語の授業を始めます。」


ここでやる気を失い、ぐだぐだになる子がでてきます。不穏な雰囲気をまとった子たちを何とか落ち着かせて、また席に着かせるのに一苦労。


2時間目が始まる頃には「疲れた〜。お腹もすいた。もう家に帰りたい!」という子がでてきたりします。


外で暑さにふらふらになりながら、植物の観察をしたり、体育を頑張ったり。もし疲れてしまっても、学校には休む暇がありません。


  • 指示があれば、すぐにしたがう姿勢をみせる
  • 先生に反論しない
  • 周りのペースに気づいて合わせる
  • 決められたルールにそって、自分から動く


1年生は何をするにも覚えなければならないルールが多くて、本当に大変です。でも厳しく見える学校生活の中で、子どもたちは楽しそうにすごしています。


先日も授業中に一人がトイレに行ったら、ほぼ全員がトイレに行きたいと言い、授業が中断されることになりました。


トイレから、次々とスキップをしながらこちらに向かってくる子どもたち。


担任の先生が「廊下は歩きますよ。」と一人ずつに声をかけても、全身をくねらせながら、嬉しそうにスキップでかけてきます。


「全員スキップで戻ってきちゃいましたね。」と苦笑いする先生。


学校で楽しそうしている子が多い一方で、教室にはつまらなそうにしている子たちもいます。


椅子にじっと座って、周りのペースに合わせる以外に選択肢のない教室で、子どもたちが訴えてきます。


「もっと外で遊びたい。」

「鉄棒やブランコがしたい。」

「本を読みたい。」

「先生ばっかりお話できてずるい。わたしもしゃべりたい。」

「授業はたいくつ。外に行きたい。」


学校では、暑さで外遊びが禁止になる日もでてきました。エアコンのない体育館が、暑さで使えないこともあります。


一度体を思いきり動かして、心も体もリフレッシュできれば、その後は集中できる子が数多くいます。


大声を張り上げたり、ボールをあらぬ方向に飛ばしながら、のびのびと遊べる公園も少なくなり、家も学校も予定だらけで大忙しな今の子どもたち。


せめて学校の中では、歌って踊って笑い合って、みんなで楽しい時間をもてたら良いなと思います。



どの子にも、学校で楽しいと思える時間が見つかりますように!


小学校の教室では、色々なドラマが起こります。


低学年の教室に入ると、授業中に床に寝転がっていたり、席をふらふら立ち歩いている子とよく遭遇します。


もうお昼も近いというのに、ランドセルが机にでたままの子も。


担任の先生からは、離席している子を席につかせ、用品は自分で片付けさせるように頼まれることが多いので、クラスに何人かいるふらふらしている子に声をかけて回ります。


ランドセルを片付けられない子の場合は、学校のルールがまだ理解できていない場合があるので、紙にやるべきことの手順を絵と短い文で書いて、その子の机に置いておきます。


立ち歩きをしている子には、仲良くなってから、何か困っていることはないか聞いてみます。


ないという返事がほとんどですが「何かあったら、一緒に作戦を考えるから教えてね。」といつも伝えるようにしています。


そうすると何回目かに会ったときに、困りごとを教えてくれることがあります。


先日、小学1年生のクラスで、周りとすぐにケンカになり、体育や授業に参加するのをひどく嫌がるAさんが話を聞かせてくれました。


A「保育園のとき、いつも走るのがビリだった。習い事のスイミングでも一生懸命バタ足をやってるのに、あとからきた子にみんなぬかされちゃう。妹はおいかけっこが大好きで、よく一緒に走ったけど、今は走るとお腹がぎゅってなって、いたくて悲しくなるから一緒に走らない。保育園では、ずっとみんなから嫌われてたんだよ。」


「頑張ってるのに、悲しい思いをすることが多かったんだね。今までたくさん我慢してきたんだね。」


A「うん。みんなはお腹がいたいときに先生に言うと、走るのを休めるけど、私はお腹がいたいって言っても、我慢して走りなさいって絶対に言われるもん。」


その日は体力測定で走ることになっていて、朝からずっとイライラしている様子でした。


「うさぎとかめのお話は知ってる?ゆっくりのんびりに見えるかめさんも、自分のペースで進んでいけばゴールにたどり着くんだよ。私も学校に通っていたときは、かめさんみたいに走るのが遅かったよ。」


A「私以外にも、かめさんみたいな子がいるの?見たことある?」


「たくさん知ってるよ。きっとこの教室にも、かめさんチームの仲間はいるよ。そういう子を見つけたら、一緒に応援してあげよう。」


A「走るのやだよ〜。」


しぶしぶ体操服に着替えて、運動場へ。


A「誕生日に買ってもらった靴が汚れちゃう。今日は絶対に走りたくない。」


「体を動かすことは、とっても体に良いんだよ。靴さんも、役にたてて喜んでるんじゃないかなあ。」


A「嫌だなあ。でも、ゴールのところで待っててくれない?」


「わかった。」


そんなこんなで無事に走る記録をとることができました。他のみんなも勝った負けたと大騒ぎ。


「私のことも応援してくれてた?」

「僕の走るの見てた?」


「もちろん!」


Aさんと一緒に、走るのがゆっくりな子や、走り終わったあとにお腹がいたくなる子を見つけては、同時に顔を見合わせました。


走るのが速い子が、もっと足の速い子に負けてくやしそうにするのを、静かに見ていたAさん。


体育が終わり、同級生と手をつないで、嬉しそうに教室までかけて行きました。


学校の先生のように、たくさんの子を一度に見るのは大変です。支援員として私ができるのは、一人ひとりの話を聞いて共感してあげることです。


イソップ物語の『うさぎとかめ』が子どもに響いた話を、その日テニスで一緒になった支援員の友人にしたところ「りく亀を飼ってたことがあるけど、あの子たちめちゃくちゃ足速いよ!走らないと追いつけないときあるもん。」と言うのでびっくり。


童話にでてくるかめは、きっとゆっくりのんびり…ですよね!


学級崩壊が起こりやすいのは、小学校の低学年です。


数年前は小学校の高学年クラスが荒れがちでしたが、今は小1の4月から、複数の支援員や管理職がサポートに入るクラスもでてきています。


私が子どもだった頃は、中学校が荒れていて、教室の窓は割られ、校庭ではバイクが爆音をたてて走り回っていました。


授業はたびたび中断され、屈強な体育の先生や運動部の顧問の先生たちが、どこからともなくわらわらと集まり壁となって立ちはだかるのを、窓から見るのが楽しみでした。


それでも以前はもっと暴力(先生からの)や非行が激しく、今のように落ち着いて授業を受けられる状態ではなかったよと、卒業生や地域の人から言われていました。


高校も今と比べると反抗的でした。


夫は偏差値の高い学校でしたが、生徒が先生の言うことを全く聞かず、引率する自信がないという理由で、修学旅行などの校外行事がなかったそうです。


私は子どもの頃からのうつで体力がなく、朝も起きられなかったため、家から目と鼻の先にある学校へ通っていました。


部活以外はずっと寝ている子や、廊下を自転車で走りまわる子がいて、たまに学校のトイレなどで破壊行為があると、全体集会で先生が泣きながら「先輩たちが作りあげてきた学校を壊すな。これから社会の中心になるお前たちが何をやっている。」と嘆いていました。


その後「〇〇先生をもう泣かせない」というスローガンがどこからともなく生まれ、しばらくの間学校が静かになったのも、今となっては良い思い出です。



ときは流れて、舞台は現代の学校。新学期が始まってちょうど1ヶ月ほど経ち、どこの学校からも荒れるクラスの話題を耳にします。


私も脱走をくり返す小学1年生を追いかける毎日を送っていますが、椅子に座っていられない子が複数いて、1時間のうちに何度も脱走する子も複数いて大騒ぎです。


みんな外で遊びたくて、話を聞いてほしくて、自分のやっていることを見ていてほしい、魅力ある子ばかりです。


最近はどの子とも信頼関係ができてきて、私が教室に入ると喜んで飛びついてきてくれます。


学校のルールをすぐに身につけ守れる子たちからは「どうしてあの子たちはあんなに悪い子なの?」という素朴な疑問をぶつけられます。


「みんな生まれた日に1年の差があるように、1年生になる練習が早く終わる子もいれば、1年くらいかかる子もいるんだよ。」


そう伝えると、ものすごく納得したという表情でうなずいてくれる子どもたち。


どの子もみんな素晴らしく、一日一日を頑張っています。