ベトナムの記事を読んでいたら興味深い記事があった。
韓国平和財団、ベトナム戦争時の行為謝罪のピエタ像を贈呈
http://www.viet-jo.com/news/social/161013080517.html
記事によれば『同財団はピエタ像と共に、「ベトナムへの謝罪」運動に関する写真19点、韓国軍による虐殺の記憶に関する写真11点、虐殺被害者を追悼する絵画6点、ベトナム戦争に関する書籍やディスク14点、韓国の生徒らが平和と戦争反対のメッセージを手書きで記したカード多数を贈呈した』とある。
ベトナム戦争における惨事を挙げたらきりがないのだけれど、韓国軍による蛮行はよく知られているところで日本の保守を名乗る人々の間でライダイハンは常識の範疇だったりする。
蛮行を認めることはできなけれど、韓国にもこのような財団があることは日本ではあまり知られていないだろうし、僕は知らなかった。
この事実を知るだけでも韓国を見る目は少し変わるかもしれない。
と思う一方で、もう一つの記事がその考えを改めさせたりする。
ベトナムの輸出額に大きな影響、サムスン「Galaxy Note 7」回収・返金で
http://www.viet-jo.com/news/economy/161013081054.html
記事には『同社(サムスン電子)の輸出額はベトナムの輸出総額の20%を占めていることから、同機種の生産・販売中止が2016年のベトナムの輸出にもマイナス影響を及ぼすと懸念されている』とある。
ベトナムと韓国の経済的な結びつきは大きいようである。
そんなわけだから、この両国が険悪になることは経済上はよろしくないことのようにも思えてしまう。
そんな関係であれば過去の戦争に対して真摯な姿勢を見せる韓国人がいても不思議ではないのだろうなぁと思えたりもするのだ。
たった2つの記事を見ただけで全てがわかるはずもないけれど、日本の報道ばかり見ていては気づかないことなのだ。
どうでもイイようなことかもしれないけれど、そうではないと言える事態が起こるかもしれない。
20世紀初頭、世界は大きく歪んだけれど、100年後の現在もまた同様かもしれない。
何が災いとなるかわからない現代。
日本人が呑気でいられる時間はあまりないのかもしれないネ。