クラムボン久々に聞いて、ガンと響いた。ここには、失恋の残り香と、若さゆえの過ちと、幾ばくかの希望、渾然一体とした世界が広がっている。あれから16年。妻子を持ち、少しは大人らしさをとりつろくえるようになったのかもしれないが、駒沢、道後温泉、合宿所。そんな中での、時にふざけた、時に青臭すぎる思い出達が、全てが鮮やかに染み付いて離れないのだ。そして皆との思い出が。今の自分は、人生で最も臆病だ。仲間たちとの思い出を確かめることすらためらう自分がそこに居る。そんな自分に立ち戻らせてくれたのが、このアーティストだった。