海の散歩

 


朝は強風が吹き荒れていたのに。。。
午後は穏やかな春らしい日差しに誘われて思いつきで、病院の帰りに詩音の大好きな海に行きました

これが最後じゃないと自分に言い聞かせて。。。ほんの少しの時間だったけれど。。。
それでも、帰り際にやけに踏ん張り帰りたがらないこの子は何か感じているのだろうか。。。?


毎朝目覚めの微睡の中で思う。。。
今を一緒に生きている幸せ
私に起こるすべての辛いこと、嫌な事、苦しいこと、の一つ一つがこの子の存在で浄化されているのだと。。。

そして。。。教わっていること
先の見えない未来に怯えるより今日を精一杯に生きること
当たり前の一日や平和は、決して当たり前じゃないこと

海の空気感はとても雄大で懐が深くて。。。
全身で陽の光や風や空気を感じて生かされている喜びを味わえる



カメラ嫌いなので、なるべく詩音の邪魔にならないように~と景色を撮ってるふりして横顔ばかりですが
フラッシュが追い付かなくても。。。人気が少ない早春の海岸で二人っきりの濃密な時間です




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時間の流れ、物事の変化というのは定まっているもので
過去、現在がこうであるから、未来がこうなる、と予測することは不可能だ。
未来に起こるさまざまな事象は大小の違いはあれ、予測とは異なってるもの。

そのような、なるようになるという世界だから、
自分の意思こそが物事に意味を与えるものなのであり、どうせ定まっていて変えられないものなら、
自分の信念こそが、自分の世界における時間であり物事だったりすると言える。

過去や現在に憂慮してその気持ちばかりにとらわれていたら、その気持ちでしか世界が見えない。
だから過ぎたことも先のこともくよくよ考えないで,おおらかに構えてほんのり前向きな気持ちであれば、そう信じたように世界は見えてくる。なっていく。。。

久しぶりに砂を食べたり匂い嗅ぎを満喫しましたが最後はチョッとお疲れ気味でした






、「時間が教えてくれます」






何をしてもしなくても後悔はする。・・・だから直感で行動するのがいい
 



♫ The Day We'll Meet Again








コスモスの続き。。。



この日の天気は今までで一番空が青く澄んで

朝の散歩。。。朝陽がそれは眩しくて暖かくて



ここは何度も何度も、それは亡くなる直前まで行っていた所です

花々を愛でながら公園を抜けて、海に出て、それだけのコースですが。。。

ゴル仲間とも来た、彼女のお気に入りのコースでした

若い頃は砂浜の砂を食べて口のまわりが砂だらけになってましたが

晩年は砂にも興味がなくなり、ひたすら海の風と匂いを満喫してました

中々帰ろうとせず、次来れるかどうか分からなかったけれど。。。

「又、来るから。。」。。。と嘘になるかも。。。

と思いながらリードを引っ張って、やっと歩き出すの繰り返しでした





写真は無いと困るけれど。。。今の私にはまだ残酷過ぎて

それは悲しいくらいに綺麗で。。。

詩音の笑顔、私を見つめてくれる眼差し。。。

詩音がいなくなってから、まだここには行けません

リフォームや旅で気が紛れたかと思いましたが・・・

8ヵ月も経つのに、情けない飼い主です



夕方、すっかり寛いでいるこのお方