PR会社 株式会社室町屋代表のビジネス日記(移転前)

PR会社 株式会社室町屋代表のビジネス日記(移転前)

創業5年目。企業のPR・広報活動のお手伝い、ブランディングなどを手掛けています。大変なことも多いですが、それ以上に新しい発見あり。中小企業の新しい価値の創造へ向けて奮闘しています。訪日観光客招致、街並みや景観維持、作詞などにも興味があります。

当ブログは下記に移転いたしました。新天地にて、引き続き宜しくお願い申し上げます。
http://tokyo-creator.hatenablog.com/

日系流通企業、外資系TV会社、外資系広告代理店を経て独立。現在は「マイクロ企業」(1.5人企業)会社を経営。起業6期目を迎えました。さまざまな出会いや新しいできごとを楽しんでいます。

【教訓】
1) 夜明け前が一番暗い。空けない夜はない。
2) 窮すれば通ず。
3) 波騒は世の常である 波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを。

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【今回は、過去好評だった記事を、リニューアルして再度アップしたいと思います。】

私が昔カナダ在住から帰国して思ったこと、そして今でも外国人から指摘を受けることの一つに、日本の冬は、カナダやロシア、北欧よりも寒い、ということがあります。もちろん-20度にもなるカナダの方が寒いのではと思いになるでしょうが、違うんです


日本の「家」が寒いということなんです。

逆に暑すぎるデパートとかオフィスビルとは全く別の話です。

私たちが暮らす、普通の日本の家の生活では、部屋ごとにしか温めず、暖房設備のインフラは非常に貧弱です。エアコン、ホットカーペット、石油ストーブ、ハロゲンヒーター、こんな感じでしょう。家やアパート、マンションに、標準設備としての暖房は無いし、一棟一括で管理するシステムも無しです。
だから寝るときには、危ないしもったいないしで普通は暖房を切ります。


駐在などで日本に住む外国人は、特にこれに我慢ならないようです。

日本の冬は家の中で凍えるほど寒い!


また日本では毎年、石油ストーブなどが原因の火災も多く、多数の命が奪われたりしています。また空気も汚します。そしてエアコンは、空気を暖める方式のため、エネルギーの回転が非常に非効率だったりもします。また、上から暖めるため、エネルギー的にも非効率です。


実はお隣の韓国の方が、国際基準だったりします。
韓国の家の暖房設備は、基本的にセントラルヒーティングシステムが標準設備されています。(全ての家庭ではありませんが、多く普及しています。)これは昔のオンドル文化(床暖房の原型)が、温水暖房(スチーム暖房)やオイル暖房として、現代版に変化したものです。だから基本的には24時間、浴室も廊下も全室温かく、室内ではTシャツで過ごせ、冬もアクティブに活動できる、という訳です。


私が昔暮らしたカナダでは、
どこの家やアパート、マンション(コンドミニアム)でも、温水暖房が法律で義務づけられていました。火もでず、空気も汚さず安全、24時間快適です。常時20度くらいの気温。寒くも暑くもありません。また、温水は長く持つため、エアコン重視よりもエネルギー効率がよいとされています。


例えばマンションやアパートでは、地下に温水暖房の設備があり、
そこから全館に、パイプを通って温水が通るという仕掛け。しかもそれは基本的にオーナーの義務です。
環境にも優しく、またそのお湯はトイレやお風呂などにも再利用されます。ドイツでは、ごみの焼却エネルギーを利用して、温水暖房システムを設備しているところもあります。集中暖房という方をよくします。


(日本のCMでもよく、欧米の部屋を模倣したような場面に
その暖房装置のパネルが登場してますが、現実とは程遠いイメージです。)


日本のガラパゴスのような暖房設備は、逆にエネルギーの
非効率かもしれないし、冬は手がかじかんで、行動が活発にならないため、経済的な損失も大きいのではと察します。今でも、寒い部屋におばあさんが一人、小さなストーブだけで生活していたりもします。寒い夜に火災でも起きたら大変です。


日本の場合は木造モルタル
(木賃住宅)が多いのと、壁が薄く、窓も2重窓ではない(暑い夏を重視しているとよく言われますが)、しかも地震国なので、強固な作りの建築が発展しなかったなど、色々あるのかもしれません。耐える文化もあり、全てを温かくするのは贅沢、という文化も影響しているかと考えられます。


また現在は、新しいマンションや新築物件には
床暖房なども少しずつ普及していますが、あれもなぜか「リビングルームのみ」だったりします。なぜかいつも中途半端なんですよね。どうせなら全室そうすればいいのに。


日本も、リサイクル熱などを利用した温水暖房(スチーム暖房)
の価値を認め、欧州、北米、中国の一部地域やロシア、韓国などでも使用されている世界標準の暖房設備に向けて、動き出してもらえないかと、ひそかに思っている所です。


 
■温水暖房(スチーム暖房)、オイル暖房のメリット:
・石油を使わない。
・火を使わない (火災という不安が払拭される)
・安全 (お年寄りや子供、体の不自由な方も大丈夫)
・エコ、環境にやさしい
・普及すれば、(特に集合住宅では)暖房費が節減
・24時間全館保温のため、冬でも暮らしは活動的になる
・足元から暖める


それだけで、日本の冬の環境が変わるのではないでしょうか。冬でも快適に過ごせることから、活気ある生活が生まれ、経済効果にも影響していくのではないでしょうか。
詳しくは、下記のブログにも詳しく論説されています。ご参考まで。
http://unohideoblog.seesaa.net/article/102914400.html


さて、上記の件に関して、以前いくつかコメントを頂いておりましたので、
下記に報告させていただきます。 


●A
さん:

帰国子女です。日本の暖房インフラについては私も何かおかしいって思っていました。実際の国民がこんな状態で、先進国とは言えないと思います。島国だし、行政は利権や私腹を肥やすことで一杯なのか、全然目にも留めない問題だったのでは。
他のアジア諸国を卑下してる間に、向こうの方が生活レベルが高くなってしまった、そんな気もします。皆気づかないのが不思議です。


 ●B
さん:

北海道では最近80歳以上の女性が凍死なさいました。ストーブに灯油がなくカラッカラだったそうですマイナス20度とかでは 火の気がなければ 亡くなるのは当然です生活保護を受けていた方で高齢では 過酷すぎます。誰も頼れない高齢者の方は灯油をストーブに入れることもままなりませんもの。日本は弱い国民に対して冷たい国だとつくづく思いました。


 ●C
さん:

以前、真冬のスイスに何度か出張に行ったことがありましたが、寒くて震えたのは、いつも帰国後でした。香港のように亜熱帯で暖房設備が貧弱というのは分かりますが、日本の冬は十分寒いです。日本のようにファンヒータなど、室内で石油を燃焼して排ガスを吸うような暖房がいまだに多く用いられているのはまったくおかしいです。


●D
さん:

日本の暖房システムの脆弱さが、逆に経済を弱めてしまう感じが否めないですね。暖房以外にも、環境、家の間取り、バスルームの数など、日本以外のアジア各国の方が、皆よい生活をしている(一般中間層)のは、何だかなあ、、、と思ってしまいます。


と、今後の日本の冬の産業に関して成長が見込める分野ということで、今後は温水暖房メーカーかなと、ビジネス的に密かに思っていたりまします。
下記はご参考まで、温水暖房の普及に努めている会社です。


森永エンジニアリング株式会社(温水パネル暖房)
http://www.morieng.co.jp/machine/centralheating.htm


これからの日本の冬、何かあわっていくでしょうか。大手の電機会社さん、お役所さん、
経済活性化の切り札としても、ぜひご検討を宜しくお願い致します。

PR会社・株式会社室町屋代表のビジネス日記

久しぶりに街並み系の話題です。
アベノミクスという言葉がメディアを賑わしている今日この頃。
資金注入により公共事業を増やし、経済を活性化させるとのことです。

ダム建設や自然破壊など、何かと批判の多い公共事業。
しかし同時に、日本のインフラ(例えば高速道路)の多くは昭和30年代に建設されたものであり、老朽化による劣化が激しくなっているとのこと。首都高などはその典型ですね。

ただ同時に思うことがあります。そろそろ日本も、「美観」や「街並み」に気を使うべき時にきているのではないかと。経済至上主義からか、そのようなエリアは本当にないがしろにされてきました。結果、劣悪な街並みと家並みが勢揃いの、住環境発展途上国となってしまったような気がします。

道路の狭さは何とか我慢しましょう。(変えることができないので)
でももし電柱を地中化し、その場所に街路樹を整備したら、街並みやその土地が生む資産価値は向上します。また人に安らぎを与えるだけでなく、私は文化度や国力も上昇するのではないかと考えています。

日本の大通りにおいては、街路樹があるところも多々見られます。ただ、伐採のしすぎで、
葉が広がりません。

写真はカナダ・トロント市の普通の住宅街で、以前私が住んでいた家の前です。夏になると木々の葉が道路を埋め尽くします。日本では、これはすぐ高級住宅街となってしまいます。
あくまでも普通の都心の住宅街です。

例えば東京ですと、多くの訪日外国人が驚くのは銀座でも、秋葉原でもありません。
成田や羽田から都内に向かう際に広がる、一見スラム街に見えてしまうような、劣悪な街並みです。(私の地元でもあるのですが。。。)東京は、一部の都心や観光地区のみ綺麗に整備されていますが、住宅街においては発展途上国です。

社会にストレスが多いというのも、緑が少ないことが起因していると思います。

日本の狭い住宅街に緑を増やす手法として、ポプラや梅などあまり大きく広がらない気を選定したり、地震において危険とされるブロック塀(そのまま)を禁止して生垣を増やしたり、色々なことが考えられると思います。道路の広さに応じて桜や銀杏、白樺やメイプルにするというのもいいですね。

今後公共事業を大幅に増やしていくのであれば、街並みという視点における「電柱の地中化と街路樹の整備」についても検討をするよい機会かと思います。
最初に一人で独立すると、まず立ちはだかるのが本業以外の多種多様な仕事です。

掃除、備品の買い出し、郵便局、銀行、コピーの紙詰まり、経理、人事、経営、協働するチームのこと、振込、営業、付き合い…。一日があっという間に過ぎていくことと思います。これってサラリーマン時代は、他の方がサポートしてくれていたことです。(もし担当が人事でしたらそれ以外)また、ちょっとしたことだったらチームの誰かが助けてくれていたかと思います。

例えばPCの調子がおかしくなれば、IT部に電話一本であなたの机まで担当者が来てくれていたと思います。経費の計算を催促されたり、色々と。全てはあなたが自分の仕事に集中できるようにするために。独立すると、何かあったら全て自力で解決しないとなりません。振り込みがなければお客様に催促をしないとならない。これもサラリーマン時代には経理部がしてくれていたことです。

独立すると、そういうことで色々悩みます。そして本当に忙しい!本業に集中できなくなるぐらい、色々なことがあなたの前に現れ、それらに忙殺されます。そして新しい出会いも、素晴らしいことばかりではありません。中にはその逆だってあるし、会社の規模から下に見られたり、仕事を遂行する上で、非常に厄介で悩ましい人間関係も生まれます。以前のような防波堤(例えば上司やあなたのチーム、会社の看板など)もありません。

そしてある日、ふと自分自身に戻った時、今後のこととか色々なことを考えたりしてしまいがちになのですが、それがスランプの入口だったりすることがかなりの可能性であります。

そういう時には、自尊心と、小規模事業者・中小企業創業者としての誇りを大切にしてください。それらは、サラリーマンの人たちには決して分かってもらえないことだと割り切ってしまいましょう。いつも通り淡々と、堂々としていればよいのです。何があっても飄々(ひょうひょう)としていればよいのです。そして他人への感謝や笑顔は忘れずに。もし強度のあるスランプだったら、期限付きで浸ってしまうのもあり。ただし、長くても1週間の期限付きで。期限が過ぎたらまた歩き始めましょう。

世の中どんなに忙しくても、何とかなるものです。たまには休憩するのも忘れずに、そしてちょっとした隙間の時間には、温かいコーヒーでも飲んで、次なるプランやプロジェクト、
新事業立ち上げなど、夢のあることを具体的に考えましょう。例えば来年の○月までに新しいお客様を得る、新しい事業を立ち上げる。それをするために今何をすべきか、など。その場合、財務指標などあまり細かいことを考えなくていいです。

もちろん哲学的なことを考えがちにもなりますが、過去を振り返ることだけはやめてください。スランプのワナに突入してしまうだけですから。あなたはもう既に創業していますし、未来しかありません。大地にきちんと立ち、前を向いて歩くしかないのです。そして持続的に、継続的に発展・成長していかなけばなりません。そう、くよくよしている暇はないのです。

そして仕事以外の日常の活動も忘れずに。同時に、自分好みのお洒落な服装をしてみたり、新しい手帳を購入してみたり、散歩したり、美味しいものを食べたり、身体を鍛えたり、普段会えない友人知人に挨拶したり、部屋をきれいにしてみたり、喫茶店で人間ウォッチングをしてみたり・・・、そういったリフレッシュできるような活動も同時にしてみましょう。思い切って睡眠をたくさんとってもよいと思います。できれば、なるべく朝早く起きてみましょう。モーニングなど食べてから仕事場に行ってみたり。。。

そうこうしているうちに、スランプは向こうから逃げていくはずです。そうなれば、自然に人間関係も、まわりの環境も良好になっていきます。顔色もはつらつとしていきます。

ポジティブな姿勢は非常に大切ですが、世の中やはり「陰」と「陽」があるように、ポジティブでない事象とのバランスの取り方も大切です。そして陰の部分をサラッと上手に交わし、流すことによって、ポジティブな面とのよい調整が促され、より強い精神力を維持することが可能となります。あとはできるだけ楽観的にいるようにしましょう。何とかなるのです。

以上の実践によって、徐々にサラリーマン時代とは違うあなたのオリジナルな「魅力」が出てくるはずです。それは、創業した人しかわからない「確固たる自信」となって、よいオーラとしてあなたの顔に現れていくはずです。ですから何も怖がらず、堂々としていきましょう。

【何が起きても、あなたはいつも通り淡々と、堂々としていましょう。そして他人への感謝や笑顔は忘れずに。世の中には多種多様な働き方が存在します。自尊心と、小規模事業者・中小企業創業者としての誇りを大切にしてください。】

皆さまのご参考になれば幸いです。
サラリーマン時代と事業主は時間の使い方がまったく違います。私はそれに慣れるまで少し時間を要しました。

サラリーマン時代は、朝定時までには会社に行き、外出がある時はホワイトボードに行先と帰社時間を書き込み、帰社するまたはNR(ノーリターン)ということが多く、その他は基本的には社内における地域社会にスタック。全体的には常に誰かが誰かを監視し、時間が拘束れた日常だったかと思います。慣れてしまえば、それはそれで快適だったとも思います。

その変わり、土日は完全休業(週末稼働の会社、職種などを除き)。その間は、会社のメールや電話からも離れ、公私の区分けがきちんとしていることが多かった気がします。だから、週末外へ遊びに出かけても、週末の活動に集中できます。もちろん、有給消化や長期休暇(お盆などの夏休みや年末年始)も同様です。家族水入らずの時間や趣味に没頭できるのも、公私混同が避けられるからです。

起業をすると、中々そうはいきません。時間という規制や概念がなくなるし、もちろん定時や有給休暇などないし、休んだ分だけ穴ができてしまいます。しかも誰もそれを助けてくれないし、大切なお客様も離れてしまうかもしれません。

実際、仕事を抱え込み、週末も仕事のことを考えている、心配をしている・・・。夜遅くても週末でもメールはやってくる。早く返信をしなければならない・・・。出かけても、至急連絡が来ることもあり、休みも取れないし、ましてや長期休暇などもってのほか。小規模でやっていると、代理の人がいないし、自分自身の責任も重大なので、中々仕事ワールドから離れることができません。すると、次第に精神力が疲弊してしまう恐れが出てくるのです。

私は一時、心配で寝れない、または過眠症になってしまうような症状を体験しました。そのままでは不健康だと思い、ある時から色々な工夫を模索してきました。せっかく起業したのだから、サラリーマンではできない時間の使い方をしてみよう。これが、私の出した結論でした。そう、起業したからには、サラリーマンに人たちが出来ないことをした方が、絶対的に楽しいはずです。

その様々な経験を経て、色々なことが分かってきました。その結果、みなさんにお伝えしたいエッセンスは、以下のようなことです。

【序章】まず、起業した人には「サザエさん症候群(または笑点症候群)」というものがない!

【1】サラリーマン時代と同様基本10時始業、忙しくないときは6時帰社を心がける。 ただしこれは基本であって、その時々に柔軟に対応していく。(サラリーマン時代もこれはあってないようなものでしたが。。。)

【2】平日の時間帯であっても、時間が作れるときには積極的にジムに行ったり、散歩したり、知人に会いに行ったり、ショッピングをしたり、家族のこと、犬の散歩などをしてみる。家仕事をしたりも。(これはサラリーマンではできない技ですね。誰からも文句は言われないのですから!ただし、携帯はかならずそばに!)

【3】人に会う日(営業する日)と机に向かう日を可能な限り分け、その日のタスクに集中する。

【4】集中するときにはお気に入りの音楽をかけ、感性や集中力を高める。

【5】資料作成など、PRに向かって集中する際には、午後早めに帰宅してしまい、仮眠。夜自宅で集中して仕事を終わらせることもOK。(要は時間と仕事のバランス)

【6】集中できないときにはPCを持って外出をし、自分が好きな場所へ。カフェや喫茶店で仕事をする。ほのかの雑音が集中力や感性をを高める。

【7】夜9時以降や週末、国の休日は、こちらから積極的にメールをしたり電話をしない。
緊急でない限り、週末にメールが来ても返事をいったん保留(保存)し、月曜日の午前中に内容をもう一度見直した後で送るようにする。

【8】以上のような感覚を取り入れることによって、夜遅くや週末に電話やメールがあっても「どんと来い!」的な精神力と免疫力を維持。


以上のような調子が少しでも掴められれば、精神状態が落ち着いてきます。膨大な仕事量でも少し余裕が生まれ、どっしりと構えられるようになります。

手法は色々なやり方があると思いますが、結局は、よい結果がでるような時間の使い方ができればよいわけです。しかもサラリーマン時代の目に見えない束縛もないわけです。ましてや社内政治に付き合うこともない。自分の時間です。また仕事以外の時間も大切です。自己管理をしっかりしながらも、自由を謳歌し、効率的に時間と付き合い、良い仕事力を身に着けて行きたいものです。

一人で孤軍奮闘している方、少しでも参考になれば幸いです。
【サラリーマン時代の習慣から脱出し、自分なりの時間の使い方で仕事力を高めていこう!】
 
最近の米国では、Facebookユーザーが減少してきているとか。
http://jp.reuters.com/article/jp_socialmedia/idJPTYE86H01A20120718

実は日本にいる私もあまり使わなくなりました。
といっても、アカウントはそのままにしてあって、基本英語使用、あとは仕事関連や、連絡の取り合い程度で。

【理由は以下の通りです。】

  1. 色々な時代や種類の人が交じってしまって、言いたいことも言えなくなってしまった。発言に気を使うようになってしまい、当たり障りのないことしか言えなくなってしまった。
  2. 会わないような人ともつながっていないとならない不自由さ。
  3. 微妙な人や「誰だっけ?」みたいな人からもどんどん申請が来てしまう(笑)。
  4. 日本語を使いすぎると、外国の友達が不快に感じてしまう。
  5. リア充自慢に疲弊気味。(食べたもの、家族の自慢、休日の活動、著名人と写メ、こんなに友達や知り合いがいる自慢、仕事自慢、自分自慢、飲み会& パーティー自慢、営利目的な情報、行事自慢、誕生日のコメント疲れ、スーパーアグレッシブな忙しい自慢、模範的&優等生的な自慢、ジャンク情報疲れな ど…)「これでもか!」と自慢話で攻めてくる人(自分のことを認めて欲しいのだろうか)にパワーを吸い取られてしまう。
  6. 日々の他人情報過多で、他人と同じでないといけない的な風潮に困憊。
  7. 一年中他人とつながっていないとならないことやバーチャルな距離の近さに疲れ。
  8. そんなこんなで自由な雰囲気が無くなった。何だか規則や狭い価値観の世界に押しつぶされている感じ。
  9. 今後はFacebookに振り回されるより、創造性を高めるための時間に使いたい。

何だか、みんな繋がりを求め過ぎなのではないだろうか。自己愛が強すぎるし、みんな自分を知ってもらいたがりすぎ。自己をみつめ、他人や歴史や社会に興味を持った方がよいような気がするし。

大人になってからの同級生ごっこもいいけど、同級生というのは電車に一緒に乗っていた乗客みたいなもんで、駅について降りたらまた他人みたいなもの。だからこそ、人生のわびさびがあるのになあ、なんて思ってしまったり。

また最近、なんでもメールで済ます風潮にも不信感を抱いています。

その代わり、最近手紙(葉書)の美しさに気付き始めました。出会いの御礼に、感謝に、ご無沙汰の連絡に鳩居堂や絵葉書、お気に入りのポストカードに季節の言葉を添えて…。その程よい付かず離れず感がいい感じ。離れているからこそ感じる愛しさとか、そういう感性を大切にしたいと思ったり。

 そういえば日本って、カード屋さんってないですよね。カード文化の残る欧米には沢山あるのですが。もしかしてビジネスチャンスになるかも。

法人を設立する前にまず考えないとならないのが、仕事場の確保。
夢や希望を胸に、色々なことで悩むかと思います。

私が2009年の冬に会社を設立した時には、「ノマド・スタイル」という言葉が登場したばかりで、
wifi、アイフォン、PCさえあれば、街角のカフェで仕事は完了、コピーはコンビニで済まし、
街を颯爽と歩き、オフィスは要らない、なんてことが叫ばれていた頃でした。
それは今も流行していて、「ノマド」はある意味、不動の地位を確立しているようです。
昨今の繁華街では、ノマド・スタイルに答えるかのような、電源付のカフェも多くできています。そういう便利な場面や場所は、要所要所で積極的に活用したいものですね。

ただ、果たして本当にそれだけで仕事ができるのでしょうか。もちろん職種にもよるかと思いますが、やはり仕事場は必要です。少なくとも私の場合は、郵便や配送物、書類、文房具、インターネット、固定電話、ファックス、コピー、スキャン、トイレ、冷蔵庫、そして音楽などという、仕事を円滑に進めるうえで重要なインフラが必要でしたし、お客さん相手の仕事、小さくてもよいから拠点があることが絶対条件だったのです。

独立や起業=カフェでPC、なんていうイメージに騙されやすいですが、規模こそ違うものの、実際はサラリーマン時代と同じ会社。やはり拠点は絶対必要不可欠です。

ただ、大きな会社やスポンサーのバックなしに、サラリーマンから独立したピヨピヨの新社長が
いきなりガラス張りのかっこいいオフィスを、なんていう考えはやめた方が無難です。もしそのうちお金を借りるとしたら、銀行はその社長の「資金の使い方」を見透かしてしまいますし、法人向けのビルはリース料が本当に高い。仕事が熟していないうちに見栄を張るのは本末転倒です。しかもそういう会社に限って、数年後には撤退していたりする率が高いような気がします。

私の場合は、当初オフィスを探す際、まずシェアオフィスを模索しました。当時港区三田にあった行政主導のインキュベーションオフィス、神田にある中小企業庁が面倒を見てくれる起業家を対象としたオフィス、日本橋にある雑居ビルを改造した数人規模のシェアオフィスなど。

大体は、机貸し(シェア)で、専用のロッカーがあるといった感じでした。ネットはLANで使用でき、12時以降や日曜日は使用できない所もありました。賃料は5万円から8万円など、意外と高いもんだなと思ったものですが、予算との兼ね合い次第では、友好的な使い方ができるかと思います。メリットとしては、同じ志向を持った起業家たちと出会えるので、その人たちのオーラを吸収できますし、友人になれますね。年齢や性別を問わない色々な人との出会いは貴重な財産ですので、今思うとそういう形もありかなと思っています。

ただ短所もあります。ずっといれるわけではないので、近いうちに次の居場所を模索しないとならないし、またそのコストも膨大です。また、小規模な場所では、相性や考え方、価値観の合わない人と一緒になったらそれこそ起業した意味が半減してしまいます。とくに独立志向の人たちは強情な人(自分も含めてですが)が多いので、ぶつかりあってしまったら元も子もなくなってしまいます。また大きなシェアオフィスですと、根無し草になる可能性もあるかなと思います。

私の場合は当初、小さくても一人になっていろいろ考えたり、仕事に没頭できるスペースが欲しかったので、小さなアパートオフィスを選びました。自宅から30分以内、ラッシュとは反対方向なので、人ごみにもまれることはありません。家賃6か月分のリース料などを請求されることもないし、全てのインフラを揃えることができます。そして何よりも小さくても会社の拠点、「城」ができることによって、精神的にも安定するし、何よりもうるさい場所が好きではない自分にとっては快適です。

部屋の真ん中にIKEAで仕入れた机が2台。合計4人まで仕事することができます。ニトリで買った棚には資料やら、本やら、小さなコンポやら。バスタブは物置として使っています。ガスは使わないので契約していません。

あとは冷蔵庫、電子レンジ、ティファールの湯沸し器など。なんと全てヤフオクで調達したもので、少ししか経費がかかっていません。押入れ(クローゼット)の上の段には、資料ファイルや文房具などを、下の段には掃除機や段ボールなどを収納しています。

その上で、PCで完結できる日に限っては、自宅で仕事をしたりすることもあります。時と場合によってはその方が仕事がはかどることもありますし、自分の場合は犬の散歩もしてあげられます。その場合は電話は転送機能をつけ、資料はクラウドに、ウルトラPCやアップルなどの持ち運びしやすいPCにして工夫しています。

私の知人(デザイナー)の場合は、自宅をオフィスにしています。その知人は一人暮らしなのですが、寝室には鍵を付けて、あくまでもそこはプライベートなスペース。それ以外の場所はパブリック(オフィス)のスペースと位置付けて、リビング&ダイニングをメインのオフィスにしています。リビングエリアに自分の机(2台)、ダイニングテーブルは会議使用、角にはコピー機が置かれています。オフィスエリアには洋服などの私物は極力排除されています。
そうやってメリハリをつけることによって、さりげなく公私を分けることもできるというよい見本だと思います。おまけに自宅はオフィスとして経費扱いにできますし、一石二鳥ですね。

それぞれ色々な考え方がありますが、登記上会社の所在地絶対的に必要です。でも金銭的に無理をせず、見栄を張らず、かつ快適にしていきたいものです。快適でなければ、独立した意味がありませんものね。余計な人間関係に気を取られるのであれば、サラリーマンをしていた時と同じになってしまいますし、小さくてもいいから拠点があれば、会社として十分素晴らしく機能してくれます。

【メッセージ】
見栄を張るのはやめましょう。コストを最小限に抑えつつ、自分なりの居心地の良さ、便利さを追求して、自身の会社インフラを楽しみながら整えていきましょう。

半年もすると慣れるのですが、創業してすぐの頃は色々なショックが存在します。
まず、毎月銀行口座に振り込まれていた給与がパタッととまります。

予期していることだし、あたり前のことなのですが、実際に経験すると結構くるものがあります。
もちろん交通費の清算金などもありません。
サラリーマン時代と同じ感覚で生活をしていると、大変なことになるのです。
だから、事業資金の他に、生活資金はある程度確保しておかなければなりません。

そして、何をしてもお金がかかるのです。交通費、コピー、文房具、銀行の振込料、喫茶店での会議など、動けば動くほど資金が目減りしていきます。これが、サラリーマンとの大きな違いかもしれません。

もちろんレシートはもらい、必要なものは領収書をもらうわけで、実際は経費扱いになるのですが、「経費」というのは「売上」があってこその経費です。売り上げがなければただの負債(赤字)です。意外と、このことに気付かない人が多いような気がします。

別の大きな違いは、孤独になることだと思います。
例えば会社に行けば、挨拶したり、雑談したり、ランチに誘ってくれたり、色々なコミュニケーションが嫌でも発生します。鬱陶しく感じたり、苦手な人も多いとは思うのですが、起業してみるとそのありがたさが嫌でも分かったりするものです。まず朝、「おはよう!」や「お疲れ様です、お先に失礼します!」などと言ってくれる人がいない。よって、孤独な時間が増えます。

その孤独な時間との付き合い方が重要になっていきます。
創業当初は、私はよく、わざと人ごみの中に行き、散歩したりしました。
例えば夕方、銀座三越前に立って人の往来を眺めたり、ぶらぶら歩いてみたり、喫茶店によってみたり。普段行かないような街に出向いたり。。。これって、時間に拘束されるサラリーマン時代には中々できないことですよね。

そうすると、何となく精神的に落ち着いたものです。するとなんだか勇気や力が湧いてくるのです。よし、やるかって!自分が頑張らないと何も始まらない。そう、気づくのです。そうしたらしめたもの。

そして孤独になればなるほど、色々なことを考えるようになります。
人や社会のありがたさとか、色々。
それもしみじみと。働けることに、健康であることに感謝してみたり、
サラリーマン時代の色々なできごとも、過去のこと、ほんの小さなことに思えてきます。

そういえばそういう瞬間って、サラリーマン時代にはなかったと思います。
それこそが、起業した人が味わう、ご酸味かも知れません。

孤独は、付き合い方によっては、起業家の味方となります。
孤独とうまく付き合うことによって、良い仕事ができるようになると思うのです。
創業すると決めたらまず考えないといけないのが「資本金」です。

ネットを見たり、本屋に行けば、色々なことが書いてあります。一番多いのは、「一円でできる起業」というもの。この言葉だけを見ると、
「簡単に起業して新しい人生が開けるのだ!早く今の会社を辞めて、起業してしまおう!」
なんて感じてしまいそうな勢いです。

で もちょっと待って。これはトリック、鵜呑みにしてはいけません。というのは、法人登録には、定款認証手数料と呼ばれるものが51200円、法人登録免許税 が147000円(オンライン申請の場合)かかるのです。設立に関しては後程記載しますが、その他にも色々経費が掛かるわけで、実際1円で起業できるとい うことは絶対にありえません。

これは、資本金に関しては1円から大丈夫ですよ、という意味なのです。でも実際、1円で何かをするというのは絶対に不可能なわけで。。。

ネットや書籍だけでなく、行政書士や司法書士、税理士の方のHPでもこのことを強調しているようです。もちろんお客さんを呼び込むための営業手法なのだとは思いますが、あまり安易に1円起業を煽り立てるのも問題だと思うのです。

私 の場合は、サラリーマン時代に特別な口座を作り、起業資金として毎月コツコツ貯めていました。ちょっとしたお釣りがあればそれを振込み、ボーナスの時期に は大きな額を一気に。色々やりたいことがあったので、1000万円(実際にはこんなにたくさんの大金は使いませんが)を目標にしていました。そして色々考 えた末、最終的に資本金を999万円に設定しました。

実はこれには2つの理由がありました。

①資本金1000万円未満で設立された法人は2年間消費税を納めなくてよいことになっています。
資本金が1000万円以上の法人は設立1期目から消費税を納めなくてはなりません。

②設立したら必ず払わないといけない税金「都道府県税」が、1000万円以下だと7万円、1000万円以上だと18万円かかる(社員一人でも)。この差は大きい!

で、実はもう一つ大きな理由があるのです。
多 くの中小企業会社では、資本金を1000万円に設定しているところが多いようです。言い換えれば、他社が新規取引をする会社を見る場合、取引をしたり信頼 をしたりできる目安でもあります。999万円の設定であれば、1000万円の会社と同様の規模と見なされるし、税金のメリットも十二分に得られる。一石二 鳥なのです。

資本金の設定に関しては、業種にもよると思いますし、20万円でも200万円でも十分な会社もあるかと思います。もしあなたがデザイナーさんで、顧客が既にいるのであれば、それで十分だと思います。

た だ、資本金が少ない会社の多くは、大体HPの会社紹介などで資本金を公表していません。でもそれって第3者から見れば、「あまり信頼のおけない会社」と見 られてしまうリスクもあるのです。実際、私が起業前に参加したあるセミナーで知り合った起業家たちで、資本金が数十万円~数百万規模の法人の過半数は、も う既に会社がありません。ある人は既に会社員に舞い戻っています。少額で会社を興すということは、もちろん全員ではありませんが、簡単な気持ちでビジネス を始めるということにも繋がるわけなのです。それこそ人生最大級のリスクだと思いませんか。実際数十万円規模であれば、副業レベルの方が適しているかもし れません。

もし経費の掛からないビジネスであれば、大きな資本金があっても、実際は使わなければいい話。最初の帳面だけ私的な貯金を会社に貸して、取り急ぎ設定しておけばよいのです。

やはり誰でも、ある程度「きちんとした会社」と取引したいと思うものです。しかも外の人には以心伝心は伝わらず、表面的な数値でまず判断されてしまうことだってあるのです。であれば、最初から資本金をある程度の額に設定しておけば、最初から信頼がついてくると思うのです。

数十万というのはやめて、できるだけ数百万単位で設定することをおすすめします。
そしてそれを隠さないで。資本金額は、常に表に出していくことをおすすめします。

ぜひ参考にしていただければと思います。
外資系広告代理店に勤めていた2009年の2月、私はひっそりと法人登録をしました。30代半ばにさしかかろうとしていた頃でした。よき先輩に囲まれ、有 意義な経験を重ねた会社を退職して独立を果たしたのがそれから3か月後の5月。そばに誰かいたわけでもなく、自らの貯金を投入した、一人静かな開業でし た。

そこから様々な模索が始まり、出会いがあり、失敗も重ね、山あり谷あり。小さな成功も得て、現在に至っています。

主軸はPR会社。新卒時代から重ねてきたキャリアで、クライアント企業や団体の広報サポートをしています。
その他にも、サイト運営など、色々な事業を模索しながら手掛けています。

ベンチャーといえばベンチャーですが、メディアで取り上げられるような、派手でイケイケなベンチャーではありません。おしゃれなオフィスで、仲間同士で終日仲良く論議をしたり、パーティーや社交をしているようなベンチャーでもありません。

むしろその真逆。社員はたった一人。オフィスは小さなアパートの一室。仕事のプロジェクトによってはアルバイトさんを雇ったり、信頼できるパートナーとチームを組んだり、不可能な部分においては他の会社に外注して作業をお願いしながら、全てを何とか日々こなしています。

それはまさに孤独との戦いです。何かあった時に気軽に相談できる同僚がいるわけでもありません。
ランチに一緒に行く仲間がいるわけでもありませんし、いくら働いても残業代が出ることはありません。
むしろ会社員時代を懐かしみ、後悔したことさえあります。それでも時代は進むもの。会社は4期目に突入し、
来年の2月には5年目を迎えることになりました。まだまだ赤ちゃん状態で、日々学ぶことだらけです。

そんな慌ただしい日々の中において色々なことを感じたり体験してきいました。
それらはサラリーマンのままだったら決して味わえないご酸味。

昨今は、一部上場会社だからと言って安息できる時代ではありません。
パナソニック、東京電力、日本航空、NEC、ソニー、シャープなど、かつてはエリート企業と言われた会社が混沌とした状態に陥っているのは皆さんがご存知の通りです。

ビ ジネスや会社には流れがあり、業界によっては寿命がある場合もあります。またそこにずっといたからって幸せだとも限りません。でもだからと言って、独立や 起業がよいとも決して言えません。合う人と合わない人がいますし、安定とも無縁。福利厚生なども含めて、何の保障もないわけですから。

それでも独立や起業は、会社員では経験できない幸せや充実感がたくさん詰まっているのも事実です。
何よりも自分が成長し、自己のアイデンティティを確立できます。それらは、会社員として味わうものとはまったく違ったものです。

私 の父の世代は、レールから外れたらおしまいで、一つの会社一本勝負という時代でしたが、今の日本社会は違います。社会自体が複雑化し、もっと多様性が求め られています。グローバル化の中、組合の力が強くて、みんなが会社におんぶにだっこ状態では、組織自体が成り立たなくなってきました。
働く方法や 生き方は、会社員(サラリーマン)だけでは決してありません。決まった時間に出勤し、帰宅するライフスタイルだけでもありません。自らが自立し、成長し、 様々なことに挑戦しやすいフレキシブルな社会の方が、社会はより成熟し、精神的に豊かになり、結果経済が活性化していくと思います。

メディアや書籍では決して教えてくれない内容などを含め、このブログが、将来独立起業を目指す方や創業まもない方への何かの支えになっていければ幸いです。

犬のさくらと週末に歩く散歩道。
高輪の、初代英国大使館だった東禅寺そば、ちょっとした森がある住宅街の中に、気になる洋館があります。明治時代、徳川最後の将軍、徳川慶喜の侍医(奥医師)で三井家にも出入りしていた木村春東氏が社交場として自ら設計した歴史的洋館なのだそうです。今も、華やかだった当時の雰囲気が伝わってくるようです。

天井にお洒落なテラスがあります。その屋上に登って、男性はタキシード、女性はドレスか和装なんて感じで、シャンペン片手に談笑していたのでしょうか。

少しさみしげ。空き家のまま放置されています。

実はこの洋館、7月中にも解体され、マンションになってしまいます。とても気になったため、思い切って持ち主の方を探して、連絡をしてしまったんです。 木村氏と血のつながった方は宝塚にご在住でした。丁重なお便りを頂戴きまして、やむを得ぬご事情があり…、時代の流れかもしれません。必ず時は流れますか らね。。。

なので、今のうちと思って写真を取り捲りました。

木造建築ですね。こうやって見ると、何だか日本とは思えません。

現代は無機質な建物が多い中、大正の大震災や戦火にも耐えた、都内の貴重な洋館。昔、色々な人が集い、華やかな時を過ごしたことでしょう。男性はタキシード、女性はドレス、ワイングラスを片手にすぐそばの海を見下ろして。(現在は埋め立て地で海などは見えませんが) そんな時代を空想するだけで何だか胸アツです。

洋館のオーナー様、そして手掛かりをいただきましたターミナルラウンジの社長様、突然の出会いを本当にありがとうございました。

うーん、でも惜しい!あと半年もすれば高級マンションが現れます。