私は小さな頃から、
言い伝えや、おまじないや、そういう目に見えないものを信じている。
霊とかもね。
それはきっと、父や母がご先祖様を大事にし、厄払いや方位除けなど、そういったことを大切にしていたからだと思う。

言霊もあると思ってる。
だから家族が出掛けるときは
『いってらっしゃい、気をつけてね』
と見送る。
私が運転するときは
『気をつけていきましょー』と声に出してから出発する。
ましてや『死ね』なんて言葉、口に出したことも、心から願うこともしたことはなかった。
本当そうなってしまいそうだから。

でもね、最近は旦那に対して思ってしまう。
この人さえいなければ、と。
離婚なんて体裁悪いし、
生活できるだけの稼ぎも元気な体もない。
私の都合で子供達から父親を奪うのは申し訳ない。
だけど、あの人といたら、自分が壊れそう。
また誰かに愛されたいし、私も愛したい。
優しく包んでもらいたい。
そう思ったとき、あの人さえいなければな、と。
世間的にも、小さな子供を抱えて、早くに旦那を亡くして、可哀想な人という扱い。
そして、自由に恋愛ができる。
(もちろん母として生きることが最優先だけどね)

毎回、こんなことを考えながらも
良心的な私がひょっこり顔を出すんだ。
『そんなことダメだよ』と。

こんな貧乏くじひいたことも含めて、私の運命なんだな。
なんてくじ運のない女だ。
20歳までで使い果たした。
それまではいい人生だったなぁ。

めめとしゃーが私のところに生まれてきてくれたことだけが、ご褒美。
ありがとう。
つまらない家庭に産んでしまいごめんね。