こんにちは。

起業から5年目を迎えた
シニアと親子のお片付け窓口の村瀬です。

本日もこのページにお越しくださり
ありがとうございます。

本日のテーマは
『整理収納のメリットとデメリット』についてです。


⭕️一般的に知られる整理収納の3つのメリット

 整理収納をすることによる大きなメリットは

 ①時間的効果
 ②経済的効果
 ③精神的効果

 この3つだと言われています。

 一番わかり易くて誰にでも思い当たるのは
 探し物をしている時間ではないでしょうか?

 それ以外にも
 使うものがきちんと収納場所に仕舞われていれば
 掃除の時間が短くて済みますし

 どんな作業を例に取っても
 道具の出し入れがスムーズであれば
 一つ一つの作業時間が短くなり
 効率が上がるものです。

 人間誰もがいくつで死んでも寿の命。
 天寿をまっとうするまでを命の時間として生きています。
 
 そんな大事な命の時間を
 毎日15分ずつ探し物に使っていたとしたら
 いかがでしょう?

 4日で1時間、1ヶ月で7.5時間
 1年で90時間も探し物に使っていることになります。

 学びや趣味など有意義に使える時間が90時間あるのと
 90時間を探し物という非生産的なことに使っているのでは
 どちらが充実した人生になるかは火を見るより明らかですね。

 更に
 この時間を労働時間に換算してみると
 1時間あたりの時給を東京都の最低賃金として計算すると
 90時間✖️1,113円で100,170円
 時間外の残業で考えると1.25倍することになるので
 年間で125,212円の収入増となるのです。

 これは一個人の分を計算しただけですから
 会社経営という視点で換算すると
 
 従業員が10人だとしたら10倍の1,252,125円
 100人の従業員が探し物で時間を食って
 残業をしていたとしたら一年間の賃金ロスは
 12,521,250円となり経営危機を呼び込みかねません。

 整理収納がうまく機能する事で
 一人当たり90時間の残業がなくなるだけでなく
 作業効率が上がることで
 さらなる増収も考えられますね。

 経済的効果の点で言えば
 探し物が見つからなかった場合に
 同じモノをもう一度購入してしまう
 重複買いを予防できたり
 
 賃貸住宅にお住まいでしたら
 お家賃のうち何割を
 要らないモノのために払っているか?
 など
 目に見えないお家賃のムダをカットすることが出来ます。
 
 整理収納による経済的メリットは
 考え方によっては大きいモノなのです。

 その不要なはずの支出をいつまで続けるのか?
 『整理収納』をするのか?しないのか?

 散らかった住まいを認識していながら
 不都合な現実に目を瞑り続けていくのか?

 選んでいるのも全ては自分自身なのです。

 この時間的効果と経済的効果をお伝えしただけでも
 お分かりかと思いますが

 これらの事は全て
 精神的効果につながっていきます。

 探し物をしている最中の焦燥感や
 探し物が見つからなかった時の不安な気持ち、
 重複買いをする時の敗北感にも似た自責の念など

 ムダに時間を使っていることや
 ムダにお金を使っていることで
 自分自身を責めてしまったり

 要らない劣等感を持って
 周りにいる人と自分を比べてしまったり
 といった
 自己否定につながって行きます。

 なので
 住まいが散らかっているからと
 来客に対して拒絶反応が起きたり

 本当はもっと心を開いて
 仲良くなれるはずの人にも
 自分から一線を引いてしまったりといった
 心の葛藤を招いてしまうのです。

 整理収納アドバイザーの公式テキストにも
 整理収納は自己肯定感を上げる行為だと
 はっきり記載されています。

⭕️整理収納しないままのデメリット

 前述の整理収納によるメリットでも
 比較しながらデメリットについて書いていますが
 本当のデメリットはその先にあります。

 それは整理収納をしないまましていると起きる
 時間的トラブル
 経済的トラブル
 精神的トラブルから端を発して
 
 社会的トラブルといった
 自分1人の枠では済まされない状態を
 引き寄せてしまいます。

 時間的なトラブルとは
 
 探し物に時間がかかることで
 約束の時間に遅れてしまうと
 自分だけが気まずいだけでなく
 相手にも不快な思いをさせてしまうといったことや

 社会人であれば
 会社に遅刻してしまった場合
 自分の仕事が遅れるだけでなく
 その仕事が遅れることで
 その出来上がりを待っている次の作業の人や
 お客様にまでご迷惑をおかけするといった
 トラブルにも発展しかねません。

 もっと恐ろしい事は
 会社のモノや重要な書類を探し出せなかったとしたら
 社会的信用も失くしてしまう事態にもつながります。


 前述の経済的効果でも書いた
 会社で毎日の様に探し物をしていた場合の
 経済的デメリットも馬鹿にならないだけでなく

 実際に従業員が数千人に及ぶ様な大企業では
 十分あり得る数字でもあります。

 大企業であれ個人企業であれ
 その会社にお客様がついているのであれば
 会社が一つなくなることで取引先にも
 お客様にもご迷惑をおかけします。

 整理収納を心がけることで
 自分の社会的責任を果たすことにもなるのです。

 この自覚がないまま仕事を続けると
 依存が大きくなったり
 自責が強くなり精神障害につながる場合もあります。

 精神障害とは大袈裟だと思われるかもしれませんが
 発端はほんの小さなことだったりします。

 自立心でさえ
 小さな「できた」の積み重ねで育つのです。