どこまでも無自覚なアホを徹底的に打ちのめすカタルシスがサイコー


計数管理に秀で、経営戦略の立案にも長けているリンダ(レイチェル・マクアダムス)は、先代の社長から次期副社長の“手形”をもらっていたが、その先代の急死により社長に就任した、息子で二代目社長のブラッドリー(ディラン・オブライエン)には、出しゃばりがちな性格と風采の上がらない容姿から疎まれ、昇進は反故にされる。
ドン底の失望に襲われながらもブラッドリーに食い下がると、東南アジアでのプロジェクトに参加して実力を発揮してくれと言われ、起死回生を狙ってプロジェクトメンバーとして社長以下の経営層連中とプライベートジェットで現地に向かった。
ところが、猛烈な嵐に襲われて飛行機は大破。海に墜落するも九死に一生を得て無人島へと流れ着く。そして同じビーチには、自分を貶めた新社長のブラッドリーも流れ着いていた…
仕事だけでなく、サバイバルスキルまで高いリンダと二人きり、無人島に流れ着いた超ボンボン二代目社長ブラッドリーは、遭難で負った深手の傷もあって、リンダがいなければ生きてはいけない。
にも関わらず、会社での地位を笠に着て常に上から目線で悪態をつくが、結局はリンダに従わざるを得ない状況に追い込まれる。
リンダの昇進を反故にしたことへの反撃に対して、何度も逆襲を狙うが、“アホぼん”の悪い面が際立ってやり込められ続ける復讐劇の新機軸

快哉を叫びたくなる痛快なラストがサイコー

…と思う野郎は自分くらいなんだろうか

もしそうであれば、そんな汚い唾棄すべき世界には生きたくない

などと「日曜日が待ち遠しい!」の犯人同様の叫びを上げたくなる

2026年/アメリカ 監督:サム・ライミ
出演:レイチェル・マクアダムス、ディラン・オブライエン、エディル・イスマイル、デニス・ヘイスバート、ゼイビア・サミュエル、クリス・パン、タネート・ワラークンヌクロ、エマ・ライミ