2年半飼育していたムラサキハダカエボシの内容が論文になりました。

ハダカエボシ類の論文としては飼育期間が世界最長とのことです。

白い粒々がノープリウス幼生です。

外套腔内でふ化し泳げる状態になってから、外に放出されます。

比較的大きな個体だったので、たくさんのノープリウス幼生が放出されました。

新しくイセエビから採取した個体です。

ムラサキハダカエボシなのか、小さ過ぎて今のところ分かりません。

約2年半前から飼育している個体ですが、生き残っている個体が2匹になってしまいました。

現在生き残っているのは写真の左側と真ん中の2個体です。右手前の個体は、残念ながら2年半を迎えてすぐに斃死してしまいました。

この写真は斃死する約1か月前に撮影したものです。この時はまだ発色も良く、元気に交尾活動に勤しんでいます(交尾の相手は真ん中の個体です)。

 

斃死の原因は、脱皮の際に口元の殻が上手く脱げずに残ってしまい、餌が食べられなくなったことのようでした。蔓脚に餌を抱えはするのですが、どうしても食べることができず。。

元気がなくなっていくのを見守るのは辛いです。

残っている2匹には少しでも長く元気に過ごして欲しいです。